消費者庁がAnker Japanがリコールを行っているスピーカーとモバイルバッテリーで火災に至る重大製品事故があったとして情報を公開しています。詳細は以下から。
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消費者庁は日本時間2025年09月17日、リコールが発表されている消費生活用製品で重大事故に至る可能性のあった報告10件を公表しましたが、その中でアンカー・ジャパン株式会社から同社が輸入したスピーカーとモバイルバッテリー(リチウム電池内蔵充電器)で火災に至る事故があったと報告を受けたとして情報を公開しています。

消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、リコール製品で火災等(スピーカー(充電式)(回収・交換)、リチウム電池内蔵充電器(回収・交換))10件の重大製品事故を公表します。
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(スピーカー(充電式)、リチウム電池内蔵充電器)(9月17日)より
消費者庁が公開した情報によると、火災に至る事故があったのは、Ankerが2023年03月26日*から2023年09月30日の期間に発売したBluetoothスピーカー「Anker SoundCore (型番A3102016)」と、2024年05月16日から2025年06月06日に発売したモバイルバッテリー「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) (型番A1257)」と2023年12月19日から2025年02月13日に発売した「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) (型番A1652)」のうちどちらかで、

資料によると、BluetoothスピーカーAnker SoundCoreは「当該製品を充電中、異臭及び発煙に気付き確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。」、モバイルバッテリーAnker Power Bankは「当該製品を充電中、火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。」と、どちらも充電中に火災が発生したそうです。

なお、消費者庁が公表した資料によるとAnker Japanがリコールを発表しているBluetoothスピーカーによる事故は2024年度に3件、2025年度に1件、モバイルバッテリーは2025年度に1件で、今回の事故は含まれておらず、回収率は09月17日時点でBluetoothスピーカーが対象台数に対し20.0%、モバイルバッテリーが50.1%とBluetoothスピーカーのリコール対象数が数は少ないものの、回収率が悪いようなので、対象機種をお持ちの方はAnkerの公式サイトでシリアルナンバーなどを確認してみてください。

[2024年6月6日追記]
現時点で回収が十分に進んでいない状況となっております。また、事故等の発生リスクを少しでも減らすため、該当ロットの前後もAnker SoundCoreに関しては対象の期間とシリアルナンバーを拡大いたしました。当該背景に加え、ナンバーの打ち間違えの可能性もございますので、以前ご確認いただいた方も大変お手数ですが再度シリアルナンバーのご確認をお願いいたします。Anker SoundCore、Anker PowerConf S3 回収受付フォーム – Anker
- モバイルバッテリー回収受付フォーム – Anker Japan
- Anker SoundCore、Anker PowerConf S3 回収受付フォーム – Anker Japan
- 消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(スピーカー(充電式)、リチウム電池内蔵充電器)(9月17日) – 消費者庁


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