iOS 26ではオンデバイス学習を利用し日常のiPhone使用パターンを学習することで、性能を落とさずバッテリー駆動時間を延ばす「適応型電力制御」がiPhone 15 Pro以降で利用可能になっており、iPhone Air/17シリーズではデフォルトになるそうです。詳細は以下から。
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Appleは2015年にリリースした「iOS 9」で、iPhoneのバッテリーの駆動時間を延ばしたいユーザーのために、メールの取得やディスプレイの明るさ、アプリのバックグランド更新などを停止し、バッテリー消費を抑える「低電力モード (Low Power Mode)」を実装、

Low Power Mode
その後、低電力モードはiPhoneにビジュアルエフェクトやProMotionテクノロジー、5Gなどバッテリーを使用する機能が追加されるたびに、これらの機能を抑制リストに追加してきましたが、2025年09月にリリースされた「iOS 26」では、機械学習を利用しiPhoneのバッテリー駆動時間を延ばす「適応型電力制御 (Adaptive Power)」機能が導入されています。
適応型電力制御 (Adaptive Power)
適応型電力制御 (Adaptive Power)機能は、ユーザーのiPhone使用方法をデバイス上で機械学習(On-device Intelligence)し、無駄なバッテリー消費を抑え、バッテリー駆動時間を延ばす機能で、iOS 26へアップグレードしたiPhone 15 Pro以降のiPhoneで設定アプリ → [電力モード]で、適応型電力制御をONにすることで利用ができるようになります。

適応型電力制御が利用できるiPhone
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 16, iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, iPhone 16 Pro Max, iPhone 16e
- iPhone 15 Proシリーズ*
- iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max
適応型電力制御がONになると、iOSはユーザーのiPhone使用パターンを学習した後、iPhoneのバッテリー消費が通常より多くなると、パフォーマンスの制御やディスプレイの明るさを約3%低下、バックグラウンド処理の制限、バッテリーが20%に達すると低電力モードに自動移行するなどしてバッテリー駆動時間を延ばすそうです。

バッテリー使用量が通常より多い場合、iPhoneで、ディスプレイの明るさを下げたり、一部のアクティビティの処理時間を長くしたり、バッテリー残量が20%になったときに低電力モードをオンにしたりするなどのパフォーマンス調を自動的に行うことで、バッテリー駆動時間を延ばすことができます。
適応型電力制御より
適応型電力制御はユーザーのiPhoneの使用パターンを7日以上学習した後に実行されるため、直ぐには利用できませんが、iOS 26には適応型電力制御が有効になると通知を受け取る機能も実装されており、iPhone 15 Pro ~ iPhone 16シリーズまではデフォルトでOFFとなっていますが、iPhone AirやiPhone 17シリーズはデフォルトでONとなっているそうなので、低電力モード同じように、今後iPadやMacBookシリーズにも移植されるかもしれません。

Use Adaptive Power to extend the battery life of your iPhone


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