Parallels、Windows 11仮想マシンでの不具合を修正したHotfixとなる「Parallels Desktop for Mac v20.3.1」をリリース。

Parallels Desktop for Mac 20.3.1 Parallels-Desktop
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 ParallelsがWindows 11仮想マシンでの不具合を修正したHotfixとなる「Parallels Desktop for Mac v20.3.1」をリリースしています。詳細は以下から。

Parallels Desktop for Mac

 Alludo(旧Corel)傘下のParallels International GmbH.は2025年04月、Apple Silicon MacでSSE 4.2命令セットをサポートしたx86_64エミュレーションモードや、macOS VMへのUSBパススルー接続などをサポートしたParallels Desktop 20 for Mac v20.3.0をリリースしましたが、現地時間2025年05月22日付けで、Hotfixとなる「Parallels Desktop 20 for Mac v20.3.1」がリリースされています。

Parallels Desktop 20 for Mac v20.3.1

Parallels Desktop for Mac 20.3.1(55959)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。

リリースノートより抜粋

 Parallels Desktop 20 for Mac v20.3.1アップデートには新機能は含まれていませんが、Windows 11仮想マシンでCoherenceモード時にmacOSのDockからWindows 11のスタートメニューを起動した際に表示されない問題や、Windows 11仮想マシンのデスクトップ上で複数のアイコンを選択するとフリーズする不具合、Windows 11とMac間のドラッグ&ドロップでの不具合、

デスクトップ上で複数のアイコンを選択

デスクトップ上で複数のアイコンを選択

サスペンド状態のmacOS仮想マシンのスナップショットを作成すると仮想マシンが再開できなくなる不具合などが修正され、Enterprise EditionにはVMwを組織にロック機能が追加されているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。

Parallels Desktop for Mac 20.3.1 リリースノート

Parallels Desktop for Mac 20.3.1(55959)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。

  • Coherence モードで macOS Dock から Windows 11 のスタートメニューを起動しようとした際に、 表示されない問題を修正しました。
  • Windows 11 の仮想マシンで、デスクトップ上で複数のアイコンを選択した際にフリーズする問題を修正しました。
  • Windows 11 仮想マシンと Mac 間のドラッグ \& ドロップ操作に影響していた問題を修正しました。
  • Windows 仮想マシンでプロジェクトを 3D ビュー表示する際に Xactimate Desktop がクラッシュする問題を修正しました。
  • サスペンド状態で macOS を実行している仮想マシンのスナップショットを作成した後に、再開できない問題を修正しました。

Parallels Desktop 20.3.1 for Mac Enterprise Edition

  • 「VMを組織にロック」機能を有効にして、組織の仮想マシンが、その組織に属していない別の Mac で実行されることを防ぐことができます。この機能は Parallels 管理ポータルから一元的に制御できます。
  • 仮想マシンのゴールデンイメージファイルに対して Dropbox の直接リンクが使用できない問題を修正しました。

既知の問題:Parallels Desktop 20.3.1で作成され、展開パッケージ方法を使用して「VMを組織にロック」ポリシーで既に暗号化されている仮想マシンを展開すると、展開に失敗することが確認されています。修正作業中ですが、暫定的な対処方法として、まず暗号化されていない仮想マシンを展開し、その後「VMを組織にロック」ポリシーを適用してください。

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