macOS 15.2 Sequoiaアップデート後にCarbon Copy ClonerやSuperDuper!で起動可能なバックアップが作成できなくなる不具合はmacOS 15.3で修正されるもよう。

macOS 15.2 Sequoiaで発生しているバックアップの不具合 macOS 15 Sequoia
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 macOS 15.2 Sequoiaアップデート後にCarbon Copy ClonerやSuperDuperで起動可能なバックアップが作成できない不具合はmacOS 15.3で修正されるようです。詳細は以下から。

Carbon Copy Clonerのアイコン。

 Appleが2024年12月11日にリリースしたmacOS 15.2 Sequoia (24C101)」では、パスワードアプリやSafari、Apple Intelligence機能がアップデートされる一方、Carbon Copy Cloner (以下CCC)やSuperDuper!などのバックアップツールで、起動可能なバックアップの作成ができない不具合が報告[1, 2]されていましたが、

起動可能なバックアップの作成ができなくなったSuperDuper!

macOS 15.2で起動可能なバックアップの作成ができなくなったSuperDuper!

CCCを開発する米Bombich Softwareによると、CCCやSuperDuper!などのサードパーティ製バックアップツールでApple Silicon Macの起動可能なバックアップの作成が作成できない不具合は、昨日リリースされたmacOS 15.3 SequoiaのRC版で修正されていたそうです。

macOS 15.2 Sequoiaで発生しているバックアップの不具合

Note for Apple Silicon Mac users: You will not be able to create legacy bootable copies of macOS if your Mac is running Sequoia 15.2. This functionality was restored in macOS 15.3.

Creating legacy bootable copies of macOS – CCC Knowledge Base

今後は非推奨(Deprecated)になる可能性も

 ただ、Bombich SoftwareのMikeさんによると、macOS 15.3では起動可能なバックアップの作成が再び利用可能になるものの、Appleは2020年にApple Silicon Macを発表した後、macOSボリュームの完全なクローンを作成するためのASR(Apple Software Restore)に関してAppleの開発者やマーケティングディレクターと電話会議を行い、その際にmacOSのシステムファイルをコピーするバックアップは将来的にサポートできないと明言したそうで、

Bootable backups have been deprecated for several years

Back in December I had a conference call with Apple about the reliability and functionality of ASR on macOS and regarding Apple Silicon Macs in particular. They indicated that they were working to resolve the ASR/Apple Fabric issue, but they [Apple] made it very clear that copying macOS system files was not something that would be supportable in the future. Many of us in the Mac community could see that this was the direction Apple was moving, and now we finally have confirmation.

Bootable backups have been deprecated for several years – CCC

そのため、CCCでは2021年にリリースしたCCC v6.0で起動可能なバックアップ作成機能をレガシィな機能として非推奨とする一方、Appleがセキュリティの強化で起動可能なバックアップの作成を禁止するまではサポートを続けるそうです。

CCC 6の新機能

古い起動可能なバックアップ:macOS Big Sur (およびそれ以降) では、CCCはデフォルトで標準バックアップを作成します。 Apple独自のシステムボリュームのバックアップは試みません。 それでも、システムの起動可能なコピーを確立するようCCCを設定することはできますが、バックアップ対策の一部としてシステムの起動可能なコピーを作成することは推奨しません。

CCC 6の新機能 – CCC

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