次期Firefox v136ではmacOS版のDMGファイルがbzip2からlzma圧縮に変更され、ファイルサイズが約9%小さく解凍時間が約50%短くなり、より快適なインストール体験が可能になるそうです。詳細は以下から。
Firefoxを開発するMozillaは現地時間2025年01月23日、現在開発者向けにNightly Buildを公開している「Firefox v136」のmacOS版から、Firefox.appのインストーラーファイル(DMGファイル)をするため圧縮形式を「bzip2」から「lzma」へ変更すると発表しています。
Firefox is typically installed on macOS by downloading a DMG (Disk iMaGe) file, and dragging the Firefox.app into /Applications. These DMG files are compressed to reduce download time. As of Firefox 136, we’re making an under the hood change to them, and switching from bzip2 to lzma compression, which shrinks their size by ~9% and cuts decompression time by ~50%.
Firefox on macOS: now smaller and quicker to install! – Firefox Nightly News
MozillaのBen Hearsumさんによると、macOS版のFirefoxは2023年08月にリリースした「Firefox v116」で古いmacOS 10.12 Sierra、macOS 10.13 High Sierra、macOS 10.14 Mojaveまでのサポートを終了し、サポートOSがmacOS 10.15 Catalina以降となったことで、macOS 10.15で追加されたlzma圧縮方式がインストーラDMGファイルに利用できるようになり、
コントリビューターのDave Vasilevskyさんらによりサードパーティツールlibdmg-hfsplusでbzip2, zlib, lzfse, lzmaの圧縮率や解凍速度の比較＆検証が行われた結果、lzmaの解凍速度はzlibやlzfseに及ばないものの、bzip2の約半分ほどで、圧縮時間は長くなるが圧縮率はこれらの中で最も高かったことからlzmaを採用することに決定したそうです。
LZMA圧縮のFirefox Nightly v136
hdiutil imageinfo /path/firefox.dmg | grep "Format"
MozillaはFirefox v135 Nightlyで一部ユーザーにlzmf圧縮のインストーラDMGファイルを試験的に提供していましたが、Firefox v136からはBeta版やリリース版でも正式に導入される予定で、インストーラサイズが9%、解凍時間が50%短縮されることで、ダウンロード時間とインストール体験が改善されることが期待されているので、気になる方はFirefox v136のインストーラをチェックしてみてください。
- Firefox on macOS: now smaller and quicker to install! – Firefox Nightly News
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