macOS 15 Sequoiaで導入された画面収録を行うアプリの1ヶ月毎のユーザー承認を無効化できるアプリ「Amnesia」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleが現地時間2024年09月16日にリリースした「macOS 15 Sequoia」では、セキュリティ機能のアップデートにより古いScreen Recording APIを利用したアプリが画面とオーディオ収録を行う際に表示されるユーザー承認プロンプトが1ヶ月毎に表示される仕様になっており、
“ChatGPT”から、システムプライベートウインドウピッカーをバイパスして画面とオーディオに直接アクセスすることが要求されています。
これにより、ChatGPTで画面とシステムオーディオを収録することを許可します。収録される画面やオーディオには、個人情報や機密情報が表示されていたり、聞こえていたりする場合があります。ChatGPTのスクリーンショット撮影時に表示されるユーザー承認
このプロンプトはMicrosoft Teams、Zoom、Appleが開発に関わっている最新のScreenCaptureKitを利用したOBS Studioでも表示されるためユーザ体験を損なうとして開発者が改善を求めていますが、この1ヶ月毎の承認を無効化するアプリ「Amnesia」が新たにリリースされています。
Amnesia allows you to disable the monthly reminders for Screen Capture Access on an app by app basis.
When you run the app for the first time to have to give access to the folder where the .plist is stored. The app reads and adjusts the timestamp for the apps you want to change.Amnesia – Gumroad
Amnesia
Amnesiaを開発&公開したのはApple Design Awards 2022のファイナリストに選出されたGood SnoozeのJordi Bruinさんと、Xcode Simulatorを強化するRocketSimを開発するAntoine van der Leeさんらで、
Updated to Sequoia and already annoyed with the monthly reminder notifications? @twannl and I got you! 🙂
Download Amnesia now for free and disable notifications on a per app basis!https://t.co/ow7aHhrxyT
Thanks to Jeff and Ricci for finding this! https://t.co/LC7cmp7cpK
— Jordi Bruin (@jordibruin) September 23, 2024
AppleがmacOS 15 Sequoiaで導入した画面収録を利用するアプリが1ヶ月間をカウントするファイルが以下のディレクトリにある「ScreenCaptureApprovals.plist」であることが発見されたことから、このアプリを開発したそうです。
~/Library/Group Containers/group.com.apple.replayd/
使い方は、AmnesiaをGumroadからダウンロードしアプリを起動後、[Open Folder]から上記のディレクトリを開き、[Open]をクリックしてアクセス許可を与えるだけで、
ScreenCaptureApprovals.plist内のカウントデータがロードされ、リストからユーザー承認を無効化したいアプリを選択、[Disable Reminders]をクリックするとユーザー承認を求めるプロンプトを表示する時期を1ヶ月後から100年後に書き換えてくれます。
Amnesiaのシステム要件はmacOS 14.5 Sonoma以降のIntel/Apple Silicon Macで、アプリはGumroadの無料(€0で購入)できるようになっているので、100年後のmacOS 115まで毎月このプロンプトを見たくない方は試してみてください。
- Amnesia – Gumroad
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