動画ファイルを高解像度化できるMac/iPhone用アプリ「Unsqueeze」がVision Proで3D表示が可能な空間ビデオに対応しています。詳細は以下から。
Appleが2023年12月にリリースした「iOS 17.2」では、iPhone 15 Proシリーズのカメラで、Appleの空間コンピュータVision Proを利用し撮影した思い出を3D表示できる空間ビデオ(Spatial Video)を撮影することが可能になりましたが、
動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけで動画の高解像度化/アップスケーリングが可能なMac/iPhone用アプリ「Unsqueeze」が、バージョン1.1.0アップデートで、この空間ビデオのアップスケールに対応しています。
Unsqueeze increases the resolution of your videos while preserving sharpness and details. Powered by Metal on Apple Silicon, Unsqueeze uses the latest and greatest upscaling algorithms, and runs entirely on the GPU, making higher quality videos faster than other upscaling software.
Unsqueeze – App Store
Unsqueezeを開発しているのは、MacやiPadとUVCキャプチャーボードを利用し、Vision Proにゲーム機やPCなどの映像をストリーミングできる「Castaway」アプリや、空間上のあらゆる場所にショートカットボタンを配置できるVision Proアプリ「Shortcut Buttons」などを開発しているFinn Voorheesさんで、
Macでは動画ファイルをドラッグ&ドロップ、iPhoneでは写真ライブラリから動画ファイルを選択し、アップスケールしたい解像度を入力するだけで動画を高解像度化してくれます。
UnsqueezeはMetalを通してApple SiliconのGPUを最大限活かせるAppleのVideo Toolboxを利用し開発されており、8K以上の解像度やショートカットを利用するにはアプリ内課金9.99ドル/1,500円で「Unsqueeze XL」を購入(ユニバーサル購入対応)する必要がありますが、
アプリは無料でApp Storeに公開され、5K解像度までのアップスケールは無料で、システム要件はmacOS 14 Sonoma以降のApple Silicon MacやiOS/iPadOS 17以降のiPhone,iPad、そしてvisionOS 1.0以降のApple Visionとなっているので、より高解像度の空間ビデオを再生したい方は試してみてください。
Unsqueeze v1.1.0
- You can now upscale spatial videos
- Added a shortcut for upscaling videos
- Fixes an issue where upscaled videos have a different FPS
- Added a determinate progress bar
- Unsqueeze – App Store
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