macOS 15.3 Sequoia以降のMac Studio (2023)では電力消費量を低くしファンノイズを抑える「低電力モード」が利用可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年10月28日にリリースした「macOS 15.1 Sequoia (24B83)」で、2023年に発売したApple M2/M2 Proチップ搭載の「Mac mini (2023)」と「iMac (24インチ, 2023)」において、電力消費量を低くしパフォーマンスを下げることで、バッテリー消費とファンノイズを抑える「低電力モード (Low Power Mode)」をサポートしましたが、

Mac Studioでサポートされた低電力モード
Appleは2025年03月12日より販売を開始したM4チップ搭載の「MacBook Air (13インチ/15インチ, M4, 2025)」や、M4 MaxとM3 Ultraを選択可能な「Mac Studio (2025)」、そしてmacOS 15.3アップデート以降でApple M2 Max/M2 Ultraチップを搭載した「Mac Studio (2023)」でも、この低電力モードをサポートしたと発表しています。
低電力モードは、バッテリーを長持ちさせるため、電力消費量を低く抑えます。MacOS Sequoia 15.1以降では、低電力モードを使用すれば、静かな環境を必要とする作業のためにファンの騒音を減らすことができ、Macの電源を常に入れたままにする場合に消費電力を削減できます。
About Power Modes on your Mac – Apple Support
デスクトップMacであるMac Studioシリーズはパッテリーを搭載していないため、低電力モードは特に関係なく思えますが、Appleによると、デスクトップMacでも低電力モードを使用することで電力消費量を抑え、静かな環境でのファンノイズを抑えることが可能になるほか、Macの電源を常に入れたままにする場合の消費電力を削減できるそうです。
Mac Studioの低出力モードはシステム設定アプリの[エネルギー] → [低出力モード]またはメニューバーの[エネルギー]アイコンからON/OFF可能で、Mac Studioを静かな環境で使いたい/消費電力を抑えて使いたい方は試してみてください。

低電力モードの使い方
おまけ
Apple M3 Max/M2 Maxチップ搭載のMacBook ProやM4 Proチップ搭載のMac mini/MacBook Proでは、低出力モード以外に、電力消費とファン回転数を上げでることでシステムのパフォーマン向上させる「高出力モード (High Power Mode)」がサポートされていますが、現在のところ、Mac Studioではサポートされていないので、今後のアップデートでサポートされるかもしれません。

低出力モードと高出力モードが選択可能なMac mini (2024) with M4 Pro
- About Power Modes on your Mac – Apple Support
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