Apple Siliconチップを搭載したMacBookのバッテリー充電を充電率や温度で制御してくれるバッテリー管理アプリ「BatFi」がリリースされています。詳細は以下から。
AppleはiPhoneなどのモバイルデバイスのバッテリーの劣化速度を抑える/バッテリー寿命を最適化するため、機械学習を利用しデバイスに電源アダプタが接続された後、バッテリーの充電率が80%になるとバッテリーの充電を停止し、使用直前に充電率を100%まで上げる「バッテリー充電の最適化」をiPhoneやMacBookシリーズで導入していますが、
このバッテリー充電の最適化を、ユーザーが設定した閾値(充電率)や温度によりより細かく制御できるようにしてくれるバッテリー管理アプリ「BatFi」が新たにリリースされています。
Manage and extend the life of your Mac’s battery with BatFi, a powerful yet simple battery management software designed exclusively for macOS. BatFi keeps a close eye on your battery’s percentage and charging state, offering intelligent control to ensure optimal battery performance and longevity.
BatFi – Optimize Your Mac’s Battery Performance – Gumroad
BatFiを開発&公開したのは、メニューバー常駐型のカレンダー/世界時計アプリ「Horzono」などを開発しているポーランドのAdam Rozynskiさんで、使い方はBatFiを起動し、表示されるオンボーディングに従ってバッテリーの最大充電率を設定&ヘルパーツールをインストールするだけで、
後はメニューバーアイコンから、MacBook Air/Proのバッテリー充電率やバッテリーの充電回数、温度を確認することが可能で、設定ウィンドウでは先程設定したバッテリーの最大充電率の変更やバッテリーの温度が35度に達すると充電を一時停止する、
最大充電率を超えた充電されたバッテリーの放電(Beta)、最大充電率に達していない場合はMacBookのスリープを遅らせる機能(Beta)の設定や、バッテリー充電設定が変更された場合の通知、macOSのバッテリー充電の最適化が実行された場合の警告表示の設定を行うことができます。
BatFiのシステム要件はmacOS 13 Venturaを搭載したApple Siliconチップ搭載のMacBookシリーズで、価格は15ドルでGumroadで販売されていますが、Adamさんによると個人使用の場合は0ドルから(Pay What You Want)でライセンスキーを発行するようになっており、
Intel/Apple Silicon MacBookのバッテリー最適化を行えるバッテリー管理アプリ「AlDente」の一部機能が有料化されて以降、「Battery」などのバッテリー管理アプリやCLIがリリースされているので、興味のある方は試してみてください。
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