macOS 14 Sonoma Beta 2ではATS&ATSUIなど非推奨/廃止予定のAPIを利用したアプリの起動時に警告が表示されるようになっているようです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年06月21日、今年後半にもリリースを予定している「macOS 14 Sonoma」のBeta 2を開発者向けに公開しましたが、このBeta 2以降、非推奨のAPIを利用したアプリの起動時に警告が出されるようになっているようです。
非推奨API
macOSでWindowsのAlt-Tabを可能にするオープンソースの「AltTab」や「Google Chrome」ユーザーによると、macOS 14 Beta 2へアップデート後、以下のように「Hogeアプリには今後削除予定の非推奨APIが使用されています。最新バージョンについては開発者にお問い合わせください。」という警告が表示されるようになったそうです。
Alert "Hoge" is using a deprecated API that will be removed in the future. Please contact the developer for an updated version.
ただ、この警告には非推奨APIに関して具体的な記述がなく、macOS 14 SonomaではAppKitなどでいくつかのAPIが廃止されるため、どのAPIが対象かは定かではありませんが、Sonoma Beta版のリリースノートによると、SonomaではMac OS 8.5で導入され、macOS 13 Venturaで完全に非推奨となっていた、CoreText以前でUnicodeテキストをレンダリングするATS(Apple Type Services)とATSUI(ATS for Unicode Imaging)が完全に廃止される予定となっており、
このAPIを利用したアプリではアプリをアップデートする必要があるというダイアログが表示されるという記載があるため、Beta 2から表示されるようになった警告にはATS&ATSUIに関連した警告も含まれているのではないかとコメントされているので、Beta版をチェック中の方は問題が発生したアプリのサポートフォーラムなどをチェックしてみてください。
Deprecations
Starting macOS 14 Sonoma, whenever the OS detects the usage of ATS or ATSUI APIs, the user will be presented a dialog stating that the application needs to be updated. Once the dialog is dismissed by the user, the application will exit. (100521621)macOS Sonoma 14 Beta Release Notes – Apple
- macOS Ventura 13 Release Notes – Apple
- macOS Sonoma 14 Beta Release Notes – Apple
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