NTFS-3GとmacFUSEにより、macOS 13 VenturaでもNTFSフォーマットのストレージを読み書き可能な状態でマウントしてくれる「Mounty for NTFS 2.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Mounty for NTFSはドイツのUwe Hollatzさんが開発しているMac用ストレージユーティリティで、macOSでは読み取り専用の状態でマウントされるWindowsのNTFSでフォーマットされたHDDやUSBメモリを、読み書き可能な状態で再マウントしてくれる機能がありますが、新たにmacOS 13 Venturaをサポートした「Mounty for NTFS 2.0」がリリースされています。
Mounty for NTFS v2.0
- first Version supporting macOS Ventura
リリースノートより抜粋
macOS 13 Venturaでは、macOS 12 MontereyまでBootCampのインストールのために実装されていたNTFSフォーマットのストレージを読み書き可能な状態でマウントするカーネル拡張「NTFS.kext」が廃止され、ユーザースペースで実行するフレームワークへ移行した際にNTFSファイルシステムを読み書き可能な状態でマウントする機能はエンドユーザー向けに提供されなくなったため、MountyはmacOS 13 Venturaで利用できなくなっていました。
これに対し、Hollatzさんは現地時間2023年03月12日、macOSデフォルトではサポートしていないサードパーティのファイルシステムを利用できるようにするNTFS-3GとmacFUSE(旧Google MacFUSE)を利用し、macOS 13 Venturaに対応した「Mounty for NTFS v2.0」をリリースしており、
上記の通り、NTFS-3GとmacFUSEのインストールは必要となりますが、NTFSフォーマットのストレージを接続すると、これまで通り読み書き可能な状態で再マウントしてくれるので、よくNTFSフォーマットのストレージを利用される方は試してみてください。
Mounty for NTFS v2.0
- first Version supporting macOS Ventura
- dependencies added: ntfs-3g and macFUSE
インストール方法
- Install macFUSE:
- Install ntfs-3g-mac :
- Install Mounty with command :
- 初期セットアップでは、セキュリティ許可と再起動、ディスクアクセスが必要です。
- macFUSEを承認するため、Venturaのシステム設定アプリから[プライバシーとセキュリティ]でmacFUSEを開発している”Benjamin Fleischer“さんの署名付きドライバを許可する。
- ntfs-3gドライバーを承認しMacを再起動する。
- Mountyのディスクアクセスを許可する。
brew install macfuse
brew tap gromgit/homebrew-fuse brew install ntfs-3g-mac
brew install gromgit/fuse/mounty
- Mounty for NTFS – ENJOYGINEERING
コメント
大変有益な記事ありがとうございます
インストール方法の4の詳細を画像付きでご教示いただけないでしょうか?
よろしくおねがいいたします
いつも参考にさせて貰っています。
Mountyのインストールですが、”brew install –cask mounty” では 1.16 がインストールされてしまうようです。
MountyのWebページでは、ver 2.x は “brew install gromgit/fuse/mounty” でインストールするようにとの記載があります。
ありがとうございます。
4のmacFUSEを承認するため、Venturaのシステム設定アプリから[プライバシーとセキュリティ]でmacFUSEを開発している”Benjamin Fleischer“さんの署名付きドライバを許可する。
ntfs-3gドライバーを承認しMacを再起動する。
Mountyのディスクアクセスを許可する。
がよくわかりませんでした。
ご教示いただけると幸いです。