MacBookのバッテリーの充電率を80%で止める「バッテリー充電の最適化」を手動で行えるオープンソースのApple Silicon専用バッテリーリミッター「Battery (GUI/CUI)」がリリースされています。詳細は以下から。
AppleはSonyやGoogleの「いたわり充電/アダプティブ充電」の様に、バッテリーの寿命を伸ばす(劣化速度を抑制)するため、デバイスに電源アダプタが接続された後バッテリーの充電を一時的に80%で保留し、使用直前に充電率を100%まで上げる「バッテリー充電の最適化」をiPhoneではiOS 13で、AirPods ProではiOS 14.2、MacBookではmacOS 11 Big Surで導入し、この機能はデフォルトで有効となっています。
バッテリーの劣化を軽減するため、このMacが日頃どの様に充電されているかを学習し、つぎにこのMacをバッテリーで使い始める直前まで80%を超える充電を保留することがあります。
バッテリー充電の最適化より
ただ、このバッテリー充電の最適化機能は、iOSやmacOSがユーザーの行動時間を学習し、自動で行うためユーザーがバッテリー充電率をマニュアルで操作することは通常できませんが、このバッテリー充電率を80%に保ってくれるバッテリーリミッターアプリ「Battery」が新たにリリースされています。
Batteryを開発&公開したのはオランダのMentor Palokajさんで、同じくバッテリーの充電率をマニュアルで指定/止まることができるIntel/Apple Silicon MacBook対応のバッテリーリミッター「AlDente」が一部有料化されてしまったことからApple Silicon MacBookに対象を絞り開発したそうで、
アプリを起動して複数のコンポーネント(SMC)をインストールしたら、メニューバーアイコンから[Enable 80% battery limit]を選択するだけで、Apple Silicon MacBookのバッテリー充電率が80%で止まるようになります。
また、Batteryは、元々CLIで開発されていたため、アプリよりbatteryコマンドの方が機能が多く、バッテリーのステータスや維持レベル、充電開始/停止の閾値などを行うことができるので、Apple Silicon MacBookのバッテリー充電をマニュアルで行いたい方はチェックしてみてください。
/usr/local/bin/battery
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