macOS 11.7.2 Big Surセキュリティアップデート後にVPNに接続できなくなる不具合。

macOS 11 Big Sur

2022.12.20

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　macOS 11.7.2 Big Surセキュリティアップデート後にVPNに接続できなくなる不具合が確認されています。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2022年12月13日、フリーボードアプリを追加した「macOS 13.1 Ventura」が正式にリリースするとともに、サポートを続けているmacOS Big SurとMonterey向けに複数の脆弱性を修正した「macOS 11.7.2 Big SurとmacOS 12.6.2 Monterey」アップデートをリリースしましたが、

macOS 11.7.2 Big Surアップデート

この内、macOS Big Sur向けのmacOS 11.7.2アップデートを適用したMacでVPN (L2TP over IPSec)が利用できなくなる不具合が発生しているようです。

VPN no longer working after 11.7.2 update. It´s working fine on another Mac running 11.7.What could be the fix?

VPN no longer working after 11.7.2 update. It´s working fine on 11.7 – Apple Community

　確認したところ、macOS 11 Big SurをmacOS 11.7.2へアップデートしVPNを設定＆接続すると「L2TP-VPN」サーバが応答しませんでした。」というエラーが表示され、VPNに接続できなくなっており、”/var/log/ppp.log”に“L2TP can’t set L2TP server address: Cannot allocate memory”というエラーが出力されているため、

Apple Support Communitiesでは、今回のセキュリティアップデートで脆弱性(CVE-2022-42840)が修正されたpppが原因ではないかと疑われていますが、現在のところmacOS 11.7.2でVPN (L2TP)を使用する方法は無いようです。