macOS 13 Venturaの新しいVirtualization機能により仮想マシン内でもMagic Trackpadのエミュレートが可能になった「UTM v4.2.5」がリリース。

UTM for macOS support Magic Trackpad after macOS 13 Ventura UTM
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 macOS Venturaの新しいVirtualization機能により仮想マシン内でもMagic Trackpadのエミュレートが可能になった「UTM v4.2.5」がリリースされています。詳細は以下から。

UTM virtual machines for iOS/macOS

 Appleは2022年06月に開催したWWDC21で、2022年末にリリースするmacOS 13 Venturaでは、仮想マシンの作成や管理を行うことができるハイレベルAPI「Virtualizationフレームワーク」をアップデートし、Macユーザーに人気のあるMagic TrackpadやMacBookのトラックパッドの機能が仮想マシン内でも利用できるようになると発表していましたが、

macOS 13 VenturaのmacOS仮想マシンで可能になるトラックパッドジェスチャー

WWDC22 : Create macOS or Linux virtual machinesより

このVirtualizationフレームワークを利用して、Intel/Apple Silicon Mac上で仮想マシンを作成できる「UTM」を開発するUTM Projectは現地時間2023年04月25日、UTM v4.2のマイナーアップデートとなる「UTM v4.2.5」で、このトラックパッドのエミュレートをサポートしたと発表しています。

トラックパッドのサポート

 トラックパッドのサポートはUTM v4.2.1 (Beta)で開始されたそうですが、WWDC22で発表されていたとおり、トラックパッドはホストおよびゲストOSがmacOS 13 Ventura以降のVirtualizationフレームワークで利用可能なため、macOS 12 MontereyのゲストOSを作成するとトラックパッドが接続されるものの、ホストOSのトラックパッドからの操作ができなくなることが確認されたため、

UTMでmacOS 12 Montereyを仮想化

UTM v4.2.5では、仮想マシンの[編集] → [仮想化]に[✅ Use Trackpad] (デフォルトではOFF)を追加し、ホストとゲストOSがVentura以降の際にONにするとトラックパッドのジェスチャーがエミュレートされるようになっているそうです。

UTM for macOS support Magic Trackpad after macOS 13 Ventura

 仮想マシン(Ventura)に接続されるトラックパッドの設定は、仮想マシン内のシステム設定アプリではなく、ホスト側のシステム設定アプリのトラックパッド設定が反映されるようになっており、2本指クリックでの副ボタンクリック、ピンチでのズームイン/アウト、回転などがゲストOSにも反映されるので、macOS Venturaマシンをお使いの方は試してみてください。

Changes (v4.2.5)

  • Reverted ANGLE to an older version which includes the fix detailed in v4.2.4 but also does not break the Metal backend (#5238)
  • Translation: updated Polish (thanks @matgaj, @mavethee)
  • (macOS) Fixed an issue where the pointer device stopped working on macOS Monterey guests (#5237)
  • (macOS) AVM: Added option to use emulated trackpad (requires macOS Ventura guest)

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