Apple、macOS 13 VenturaとiOS 16で提供予定のアーキテクチャを改善した新しい「ホームアプリ」は今年後半のソフトウェア・アップデートで提供すると発表。

WWDC22 Home App iOS 16/iPadOS 16
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 AppleがmacOS 13 VenturaとiOS 16で提供予定のアーキテクチャを改良した全く新しい「ホームアプリ」は今年後半のソフトウェア・アップデートで提供すると発表しています。詳細は以下から。

HomeKitのアイコン

 Appleは現地時間2022年06月09日に行った世界開発者会議(WWDC22)の基調講演の中で、次期macOS 13 VenturaやiOS/iPadOS 16では、スマートホームアクセサリーが多い家で、より効率的で信頼性を高めるため、ホームアプリをアーキテクチャベースから刷新すると発表。

WWDC22 Home App

 加えて、より効率的なエコシステムを構築するために、AmazonやGoogle、そしてZigbee Allianceと共にConnectivity Standards Allianceを立ち上げ、スマートホーム規格Matterを策定、新しいホームアプリでは、このMatterがサポートされるほか、

Matter Connectivity Standards Alliance

ホームタブに空調システムや照明、セキュリティなどの新しいカテゴリーを追加し、複数の部屋の空調システムや照明をワンタップで表示することが可能になり、最大4台のカメラを表示可能なマルチカメラビューや、iPhone/iPadのホーム画面ウィジェットを追加、

macOS 13 VenturaやiOS 16のホームアプリ

これらは、macOS 13 VenturaとiOS 16/iPadOS 16で利用できるようになると発表していましたが、これらの機能が利用可能な全く新しいホームアプリはmacOS 13/iOS 16の初期リリースでは利用できないようです。

Appleの新しいホームアプリ

 Appleが本日アップデートした、macOS 13 VenturaやiOS 16の新機能プレビューページによると、新しいHomeアーキテクチャを採用したホームアプリは、ホームアプリとは別のアップデートで、今年後半のソフトウェア・アップデートでの提供を予定しているそうで、

New features available with iOS 16.

15.The new Home architecture is a separate update in the Home app, and will be available in a software update later this year. It requires all Apple devices that access the home to be using the latest software. Sharing control of your home and receiving Home notifications require a home hub. Only Apple TV and HomePod are supported as home hubs.

家庭内のAppleデバイスが最新のソフトウェアを利用している必要があり、ホームアクセサリーを制御するホームハブはApple TVとHomePodのみになると記載されているので、macOS 12 MontereyやiOS 15のSharePlayやUniversal Controlと同じく、macOS 13 VenturaやiOS 16の全ての機能が利用できるようになるのは今年後半か年明けになりそうです。

おまけ

 ちなみに、AppleはWWDC22の基調講演の中で、キャンパスやリアルタイムの共同作業ができる新しいコラボレーション機能も今年後半のアップデートで提供すると発表しています。

新しい共同作業アプリ

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