Apple Silicon MacでmacOS 12 MontereyやmacOS 13 Venturaの仮想化が可能なアプリ「VirtualBuddy」がリリースされています。詳細は以下から。
AppleはWWDC22の中で、2022年秋にもリリースを予定している「macOS 13 Ventura」では、Virtualizationフレームワークを大幅にアップデートし、macOS仮想化(VM)でもMagic TrackpadのMulti-Touchジェスチャーやディレクトリ共有をサポートすると発表しましたが、このVirtualizationを利用し、Apple Silicon MacでmacOSの仮想化&管理ができるアプリ「VirtualBuddy」が新たに公開されています。
VitualBuddyを開発&公開したのは、Appleのサーバー障害やシステム状況をMacのメニューバーから確認できるユーティリティ「StatusBuddy」や、Mac用AirPodsユーティリティ「AirBuddy」などのBuddyシリーズを開発&販売しているBuddy Software LTDのGuilherme Ramboさんで、
As promised, my experimental virtualization app for Apple Silicon Macs is now open source. Here’s VirtualBuddy: https://t.co/F2gVGgDfjR
— Guilherme Rambo (@_inside) June 25, 2022
Appleが現在リストア用にイメージ(.ipsw)を公開しているApple Silicon Macに対応した、macOS 12.4 Montereyや、macOS 12.5 Beta、macOS 13 Ventura Betaのイメージをダウンロードし、仮想マシンを作成、起動、管理することできます。
VirtualBuddyの使い方は、搭載されているウィザードに従うだけで、実験的ではありますがカスタムIPSWファイルの読み込みや、SIPの無効化などの設定が可能なリカバリーモードでの起動、ネットワークとファイル共有、クリップボード共有(要VirtualBuddyGuest)など、UTMやvirtualOSと同等かそれ以上の機能が利用できます。
~/Documents/VirtualBuddy #仮想マシンフォルダ
VirtualBuddyはオープンソースでRamboさんのリポジトリに公開されており、アプリのシステム要件はmacOS 12.3 Monterey以上を搭載したApple Silicon Macで、Appleの公証も取得されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
- VirtualBuddy – GitHub
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