macOS 13 VenturaやiOS 16のテキスト認識機能はウクライナ語もサポートされるそうです。詳細は以下から。
Appleは2021年にリリースしたmacOS 12 MontereyやiOS 15で、機械学習(Neural Engine)を利用し、オンデバイスで写真内にある文字や文章を検出、編集可能なテキストとしてコピー&ペーストできる「テキスト認識表示 (Live Text)」機能を導入しました。
初期リリース(macOS 12/iOS 15)段階では、このテキスト認識表示で識別可能な言語は、英語と中国語、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル語の計7言語で、WWDC22では次期macOS 13 VenturaやiOS 16で動画内のテキスト認識(Live Text in videos)と日本語と韓国語が追加サポートされ、合計9言語でテキスト認識表示機能が利用可能になる発表されましたが、
AppleのmacOS 13 VenturaやiOS 16/iPadOS 16のプレビューページによると、macOS 13/iOS 16では、日本語と韓国語に加え、ウクライナ語(Ukrainian)のテキストでもテキスト認識表示機能が利用可能になるそうです。
6.A12 Bionic以降を搭載したiPhoneで利用できます。英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ウクライナ語のテキストで利用できます。
iOS 16プレビュー – Apple
GoogleとAppleがウクライナ語を強化
WWDC22のPlatforms State of the UnionやVisionKitのセッションがいつ作成/収録されたかは不明ですが、Appleは、その時点ではウクライナ語のテキスト認識表示のサポートを予定していなかった*のか、WWDC22のほとんどのドキュメントにはウクライナ語の記載はありません。
ウクライナ語については、ロシアのウクライナ侵攻後、翻訳アプリやサービスでのウクライナ語の変換率が急増し、GoogleもGoogle I/O ‘22の基調講演で、この戦争についての正確な情報へのアクセスを増やす大きな取り組みの一環として、
来月(06月)から、自動翻訳字幕をウクライナ語のYouTubeコンテンツに展開すると発表していたため、Appleもこの動きに追従したと思われます。
- iOS 16プレビュー – Apple
- Capture machine-readable codes and text with VisionKit – Apple Developer
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