macOS 13 VenturaではmacOS 10.15 Catalinaと同じくカスタムアイコンを使用するアプリをデフォルトアプリに設定するとアイコンが表示されなくなる不具合が確認されています。詳細は以下から。
Appleは2022年10月、ステージマネージャやSpotlightの強化、システム環境設定をSwiftUIで刷新した「macOS 13 Ventura」を正式にリリースしましたが、IINAやKekaなどのオープンソースプロジェクトによると、このVenturaではカスタムアイコンがレンダリングされない不具合が確認されています。
macOSではファイルを開くデフォルトアプリを変更し、そのデフォルトアプリが特定の拡張子に対してカスタムアイコンを用意しておくと、FinderやDock、Spotlight検索などにカスタムアイコンが反映されますが、macOS 13.0.x VenturaではDockやタイトルバーなど特定のエリアで、このカスタムアイコンがレンダリングされない不具合が確認されているそうです。
この不具合はIINAやKekaだけでなくカスタムアイコン(NSWorkspace iconForFile API)を使用する全てのアプリに影響しますが、Appleはカスタムアイコンを重要視していないのか、同様の不具合は2019年にリリースされたmacOS 10.15 Catalinaでも発生しており、
@panic Since updating to Ventura, Transmit has lost most of its file icons. Any suggestion for a fix? (In the screenshot, these are all PDFs, and they have the appropriate icon in the Finder.) pic.twitter.com/jEv1sazQod
— tiltowait (@tiltowaitt) October 30, 2022
その際にはCatalinaでは修正されず、翌年にリリースされたmacOS 11 Big Surまでカスタムアイコンが表示されなかったので、Kekaを開発しているaONeさんはAppleにバグレポートを送ったものの、今回の不具合もmacOS 14以降になるかもしれないとコメントしています。
👉 This seems will never be fixed in Catalina. Big Sur has this fixed anyway.
Icon issue on macOS 10.15 Catalina #453 – GitHub
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