The IconfactoryがHTTPサーバーエンジンSwifterを利用しMacやiPhone/iPad上で簡易サーバーを起動できるアプリ「WorldWideWeb for macOS/iOS」をリリースしています。詳細は以下から。
初期のMac OS Xには、システム環境設定パネルに「Web共有 (Web Sharing)」機能が実装されており、この機能を利用することで、ユーザーはワンクリックでApacheサーバーを起動&Mac上にWebサイトを構築することができました。
しかし、このWeb共有機能はOS X 10.8 Mountain Lionで廃止され、2018年にはmacOS Server(2022年04月に提供終了)からもApacheサーバー管理機能が削除されたため、XAMPPやMAMPを導入した方も多いと思いますが、このWeb共有機能のように簡易Webサーバー構築機能を最新のmacOSでも利用できるようにした「WorldWideWeb」アプリを米The Iconfactoryが公開しています。
I made a new FREE app: a web server for developers and designers. Simple, efficient, and it runs on all your devices.
Even on an iPad.https://t.co/kv5kdhmmBN
— Craig Hockenberry (@chockenberry) June 2, 2022
Like that original app, this WorldWideWeb is a handy web development tool.It’s designed for people who need to test things on their Mac before moving the files onto a real web server like Apache or nginx.
WorldWideWeb – Desktop – Mac App Store
WorldWideWeb
The IconfactoryのCraig Hockenberrysさんによると、WorldWideWebはSwiftで書かれたHTTPサーバーエンジン「Swifter」を利用して開発されており、アプリを起動してWebサイトフォルダを指定し、Webサーバーの起動ボタンを押すだけで、Mac上に簡単にWebサーバーを構築しWebサイトのチェックを行うことができます。
また、The IconfactoryはWorldWideWeb for iOS/iPadOSも公開しており、このアプリもmacOS版と同じくiPhone/iPad上にWebサーバーを構築し、Webサイトのチェックを行うことができます。
WorldWideWebのシステム要件はmacOS版がmacOS 11.0 Big Sur以上、iOS/iPadOS版がiOS/iPadOS 14.0以上で、アプリは無料で公開されているので、興味のある方は試してみてください。
おまけ
WorldWideWeb(Swifter)は、Apacheやnginxほど多機能ではありませんが、BonjourとHandoffをサポートしているため、他のMacやiPadで作成したWebサイトへ簡単にアクセス&編集できる他、ポートやデフォルト・コンテンツタイプ、ディレクトリリスト表示などいくつかの設定ができます。
- WorldWideWeb – Mobile – App Store
- WorldWideWeb – Desktop – Mac App Store
コメント