AppleがMacBook Pro (2021)がアップデート/復元できない不具合や外部ディスプレイが表示されない、ゲームコントローラーが利用できない不具合を修正した「macOS 12.3.1 Monterey (21E258)」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年03月14日、iPadOS 15.4搭載のiPadと、1組のキーボードとマウスを共有し操作できる「ユニバーサルコントロール」をBetaサポートした「macOS 12.3 Monterey Build 21E230」をIntelとApple Silicon Mac向けにリリースしましたが、
現地時間03月31日、このmacOS 12.3アップデート後に発生していた複数の不具合を修正した「macOS 12.3.1 Monterey Build 21E258」を新たにリリースしています。
不具合修正
macOS 12.3.1 Montereyでは、macOS 12.3リリース時に報告されていた、MacBook Pro (2021)がmacOS 12.3アップデート中に“SOCD report detected: (iBoot panic)”というエラーメッセージが表示され、macOS 12.3へアップデートされずにmacOS 12.2.1のままになってしまう不具合や、
macOS 12.3アップデート後に報告されれていた、Mac mini (2018)でDisplayPort 1.4プロトコルのUSB-C/Thunderbolt外部ディスプレイをセカンドディスプレイとして接続しても何も表示されない不具合、XboxやDualSenseコントローラなどのBlluetoothデバイスが動作しなくなる不具合が修正されているそうです。
セキュリティ修正
また、macOS 12.3.1アップデートでは、同日にリリースされた「iOS/iPadOS 15.4.1」と同じAppleAVDのゼロデイ脆弱性(CVE-2022-22675)と、悪意のあるアプリケーションがカーネルメモリを読むことができてしまうIntel Graphics Driverの脆弱性(CVE-2022-22674)が修正されており、
これら2つの脆弱性は、Appleが既に悪用されたという報告を受け、確認しているそうなので、macOS Montereyユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。
macOS 12.3.1 Montereyのリリースノート
- Some 2021 MacBook Pro models cannot update or restore to macOS Monterey 12.3
- Mac mini (2018)のセカンドディスプレイとしてUSB-CまたはThunderboltで接続された外部ディスプレイがオンにならない
- 一部のBeatsヘッドフォンでオーディオを再生したあと、ゲームコントローラなどのBluetoothデバイスがMacから接続解除されることがある
追記
日本語のリリースノートからは、なぜかMacBook Pro (2021)がアップデート/復元できない不具合が削除されているようです。
- Apple security updates – Apple Support
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