macOS 12.3 MontereyではPythonのランタイムが削除され、依存したアプリや機能拡張が動かなくなるので注意してください。詳細は以下から。
Appleは2019年06月に開催したWWDC2019でmacOS 10.15 Catalinaを発表するとともに、Catalina以降は2020年にEOL(End of Life)を迎える「Python 2.x」の使用を非推奨として、開発者に対しPython 3への移行を促すとともに、今後PythonやRuby, Perlなどのスクリプト言語のランタイムをmacOSに同梱しないと発表していましたが、
Scripting language runtimes such as Python, Ruby, and Perl are included in macOS for compatibility with legacy software. Future versions of macOS won’t include scripting language runtimes by default, and might require you to install additional packages. If your software depends on scripting languages, it’s recommended that you bundle the runtime within the app. (49764202)
macOS 10.15 Catalina Betaのリリースノート
本日リリースされたmacOS 12.3 Montereyでは、その仕様が適用され、macOSからPython 2.7のランタイムが削除され、Pythonのランタイム(pythonコマンド)に依存するアプリやスクリプト、AlfredやPopClip、xbar(BitBar)のプラグインがデフォルトでは動かなくなります。
開発環境
開発環境については、2019年にパッケージマネージャ「Homebrew」がPythonの依存性を解決しており、AppleもDeveloper ToolsでPython 3の配布を行っているため問題ないと思われますが、AppleはリリースノートにPythonランタイムを削除したことを記載していないため、システム管理者の方はエンドユーザー向けにサポートページなどを公開したほうがいいと思われます。
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