Apple Design Awardを受賞したノートアプリ「Agenda」もロシアとベラルーシのApp Storeで公開を停止。

On Agenda in Russia, Belarus and Ukraine アプリ
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 Apple Design Awardを受賞したノートアプリ「Agenda」もロシアとベラルーシのApp Storeで公開を停止したと発表しています。詳細は以下から。

タスク管理機能を併せ持ったデジタルノートアプリ「Agenda」

 オランダのMomenta B.V.は現地時間2022年03月10日、ロシアのウクライナ侵攻に関連し、Apple Design Award 2018を受賞したタスク管理機能搭載のデジタルノートアプリ「Agenda for macOS/iOS」のロシアとベラルーシでの公開を停止したと発表しています。

オランダ Agenda

Agenda(オランダ)ーAgendaは、新しいアプローチでMac上でノートをとることを実現するアプリケーションで、メモ、カレンダーそしてタスクマネージャーを過去、現在、未来をユニークなタイムラインに組み合わせて見事に可視化しています。ミニマリスト的なデザインはエレガントなタイポグラフィ、パワフルな検索そしてナビゲーションを、ノート、プロジェクトそしてiCloudやHandoffを含むツールで採用しています。

Apple Design Award 2018より

 Momenta B.V.の創業者のAlexander GriekspoorとDrew McCormackさんは、パンデミックが残る中、2022年のヨーロッパで新たな戦争が始まったことは信じがたいとしてロシアとベラルースのApp Storeでアプリを非公開にすることを決定したそうで、この侵略以降、両国から得た収益は全てウクライナを支援する団体に寄付すると発表しています。

On Agenda in Russia, Belarus and Ukraine

Starting earlier today Agenda is no longer available in the Russian and Belarusian AppStores. We feel it’s not right to do business in a country that inflicts a reign of terror on innocent people and is willing to risk starting a third world war. We will also donate all proceeds accumulated in those countries since the invasion began to those helping the people of Ukraine.

On Agenda in Russia, Belarus and Ukraine – Agenda Community

 ロシア(およびベラルーシ)でのソフトウェアの販売停止はウクライナのソフトウェア会社ReaddleMacPawに加え、Adobeも既にロシアでのAdobe製品の新規販売の停止と、ロシアの政府系メディアからのAdobe Creative Cloudへのアクセスを停止しているため、今後もロシアのApp StoreやGoogle Playで自主的に公開を停止する企業が増えてくるかもしれません。

おまけ

 Agendaは、この侵略のずっと以前からボランティアによってロシア語にローカライズされていますが、ロシア語は国や政治指導者とはイコールではないとして、次期アップデートとなるAgenda v14でもロシア語のサポートは続けるそうです。

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