MacPawがロシアとベラルーシへ「CleanMyMac X」などの販売を停止すると発表しています。詳細は以下から。
先週、ウクライナの首都キエフやオデッサ、米サンフランシスコなどに拠点を置くソフトウェア会社Readdleが、ロシアのウクライナ侵攻に対し、Readdle社が開発&販売しているSparkやDocuments、Calendars, Scanner ProなどのアプリをロシアのApp StoreとGoogle Playから削除し、セキュリティアップデートやサポートの提供も行わないことを発表していましたが、
同じくウクライナに拠点を置き、Mac用メンテンナンスツール「CleanMyMac X」を開発するMacPaw Inc,も03月08日の「CleanMyMac X 4.10.3」アップデートで、ロシアとベラルーシのユーザーに対し、同社製品の販売を停止したと発表しています。
CleanMyMac X 4.10.3
このリリースでは、ロシアとベラルーシのユーザーに対する弊社製品の販売を停止する事をお知らせします。ウクライナは私達のホームであり、弊社はそれを守る為に可能な限りの事を行います。戦争が起きていますが、CleanMyMacは安定して動いており、弊社のチームも安全です。私達は、独立したウクライナの平和な未来を願いながら、状況をなるべく冷静に注視するよう心がけています。皆様から頂いた数多くの支援のメッセージに、心より感謝申し上げます。
ウクライナに栄光あれ 🇺🇦リリースノートより
MacPawはCleanMyMac以外にも、Mac App Store Best of 2012を受賞した重複ファイル検索アプリ「Gemini」、2006年から開発が続けられている老舗アーカイブ・ユーティリティ「The Unarchiver」、Macのストレージ管理&クリーナーアプリ「CleanMyDrive」などを開発&販売していますが、既にこれらのアプリはロシアとベラルーシからは購入できなくなっているようで、
MacPawのCEO Oleksandr Kosovanさんは、キエフの地下シェルターにあるTeslaの中からYahoo! Financeのインタビューに答え、チームの一部は既にウクライナを離れ、アプリやサービスのメンテナンスにあたっているとコメントしています。
– I’m here by choice.
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CEO of MacPaw @kosovan gave an interview to Yahoo Finance regarding the Russian-Ukrainian War.https://t.co/HGI8dyKWI6— MacPaw 🇺🇦 (@MacPaw) March 5, 2022
- Making Your Mac Life Simpler – MacPaw
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