SparkやDocumentsを開発するウクライナのReaddleがロシアのApp StoreとGoogle Playからアプリを削除したと発表しています。詳細は以下から。
ウクライナの首都キエフやオデッサ、米サンフランシスコなどに拠点を置くソフトウェア会社「Readdle」は現地時間2022年02月26日、ロシアのウクライナ侵攻に関し、同社が開発&販売しているメールクライアントSparkやファイルマネージャーDocumentsなどのアプリやサービスは正常に稼働しており、サービスを続けられていると発表しましたが、
Readdleが開発しているPDF Expert、Spark – メール、Documents、スキャナー プロ、Calendars、Fluixなどの生産性向上アプリおよび関連サービスが、この度のロシア軍によるウクライナ侵攻の影響を受けることはありません。
Readdleの製品・サービスがロシア軍による侵略の影響を受けることはありません - Readdle
現地時間2022年03月01日付けで、新たにロシアからの顧客の受け入れやロシア系企業、ロシアの侵攻を支持する企業とのビジネスを行わないという方針を示すとともに、ロシアのApp StoreおよびGoogle PlayからReaddle製アプリを全て削除したと発表しています。
Readdle was founded in Ukraine and stands with the people and government of Ukraine against the Russian invaders.
- We will no longer accept customers from Russia.
- We removed all our products from the Russian App Store and Google Play.
- We will not engage in any business with Russian-owned companies or companies that continue to support the aggressive Russian invader.
#StandWithUkraine - Readdle
Readdleのアプリがロシア圏内でどれだけ利用されているかは不明ですが、同社のアプリは2018年末に全世界合計1億ダウンロードを達成しており、ロシアのApp Storeでアプリの配信を停止する動きはインディー開発者を中心に広がっているので、ロシア圏内では、いくつかのアプリが利用できなくなるのはもちろん、配信が停止されたアプリにセキュリティ上の問題や脆弱性が発見されても、ユーザーはアップデートを受け取ることができなくなりそうです。
As a symbolic act, I stopped selling my apps via @apple in Russia. Stop the war against #Ukraine! 🕊 pic.twitter.com/XYTSctX0sJ
— Receipts App (@receipts_app) February 26, 2022
Usage apps are no longer available in Russian and Belarusian App Store. It makes no different for me, but fuck them!
Not only because I support Ukraine, but also because I am Ukrainian 🇺🇦#StandWithUkraine #StopPutin— Usage (@usage_app) February 24, 2022
追記
ReaddleはAppleのApp StoreとGoogle Playストアでの同社のアプリの公開に加えて、ロシア系企業と取引やロシアでのアプリの新/セキュリティアップデートの提供、カスタマーサポートも終了すると発表しています。
- #StandWithUkraine - Readdle
- Readdleの製品・サービスがロシア軍による侵略の影響を受けることはありません - Readdle
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