複数のMacで1組のキーボードとマウスを共有できる「Teleport」のプレリリース版でスリープ状態の同期とローカル暗号化が可能になっています。詳細は以下から。
Teleportは現在はAppleでソフトウェアエンジニアをされているJulien Robertさんが2007年に開発した1組のキーボードとマウスを複数のMacで共有できるバーチャルKVM(Keyboard, Video and Mouse)で、現在はオープンソース化され、John Brittonさんがメンテナンスを引き継ぎ、昨年にはIntelとApple Siliconに対応したUniversal 2 Binaryとなりましたが、
このTeleportのアップデートが約1年ぶりに再開され、次期アップデートのプレリリース版となる「Teleport v1.3.5-pre」が公開されています。
Teleport v1.3.4/1.3.5
- Use local encryption setting as default (@FliegenKLATSCH) #100
- Added “Sync Sleep Status” option (@capecodnative) #107
リリースノートより抜粋
Teleport v1.3.5では、これまでオプションとなっていたローカル暗号化機能がデフォルトでONになったほか、コントロール側のMacがスリープ状態になるとリモート側のMacもスリープ状態になる、またはそれを防ぐオプション(Default)が追加されています。
TeleportはMac専用ですが、ファイルのドラッグ&ドロップ転送やペーストボードの共有などAppleが次期macOS 12.3 Monterey/iPadOS 15.4で実装しようとしている「ユニバーサルコントロール (Universal Control)」とほぼ同じ機能を利用でき、システム要件はMac OS X 10.8 Mountain Lion以上となっているので、古いMac OS/macOSでユニバーサルコントロール風の機能を利用したい方は試してみてください。
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