Microsoft、AppleのFile Providerフレームワークが採用されるmacOS 12.3 Monterey Betaで一部のOneDriveユーザーに問題が発生していることを認識し、問題の解決に取り組んでいると発表。

Inside the new Files On-Demand Experience on macOS 12.3 macOS 12 Monterey
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 MicrosoftがAppleのFile Providerフレームワークが採用されるmacOS 12.3 Monterey Betaで一部のOneDriveユーザーに問題が発生していることを認識し、問題の解決に取り組んでいると発表しています。詳細は以下から。

Microsoft OneDrive

 Microsoft OneDriveチームのAnkita Kirtiさんは現地時間2022年02月15日、現在Appleが開発者向けに公開しているmacOS 12.3 MontereyのBeta版で、一部のOneDriveユーザーに問題が発生している事を認識し、その問題の解決に取り組んでいると発表しています。

Inside the new Files On-Demand Experience on macOS 12.3

2.15.22 UPDATE: We’re actively reviewing feedback and are aware of the difficulties some users are experiencing with the recent update. We working as quickly as possible to resolve these issues. We will share an update soon.

Inside the new Files On-Demand Experience on macOS – Microsoft OneDrive Blog

 この問題はmacOS 12.3 Montereyで、OneDriveやDropboxが利用していたレガシィなカーネル拡張が廃止され、AppleのFile Providerフレームワークへの強制移行が行われることが原因のようで、File Providerフレームワークではファイルオンデマンド機能がデフォルトで有効となったり、任意のフォルダを同期ルート(Sync root)に設定できなくなるといった仕様変更が既に発表されていますが、

File ProviderベースのOneDrive

File ProviderベースのOneDrive(右)ではファイルオンデマンド機能をオプションでOFFにすることは不可能。

Kirtiさんが回答しているOneDrive Blogのコメント欄を読む限りでは、macOS 12.3 (Beta)のOneDriveでは、ファイルオンデマンド機能で数KBのファイル同期が終わらない、常時CPUやメモリリークが発生している、Finderがヘルパーアプリとの通信できないというエラーが発生する、

OneDriveで発生している不具合

ローカルから数十GBのファイルが同意なしに消えた(クラウドには残っている)といった不具合が報告されているので、OneDriveやDropboxを利用されている方はmacOS 12.3へアップデートされる際には注意して下さい。

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