macOS MojaveのMac App Storeで発売予定の「Microsoft Office」はOffice 365と同じ機能を持ち、IAPおよびVPPで購入可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは2018年06月に開催したWWDC 2018の中でmacOS 10.14 MojaveでMac App Storeを刷新し、iOSと同じ様にAppleのエディタによるストーリーやアプリのプレビュービデオなどが可能と共に、MicrosoftやAdobe、Pacni Bare Bones Softwareなどのソフトウェアベンダーが参加すると発表しましたが、
09月24~28日にかけて米カリフォルニア州のオークランドで開催されたMicrosoft Ignite 2018の中で、MicrosoftのOffice for MacチームがMac App StoreでリリースされるOffice 365 for Macについて、以下のようにコメントしています。
Office 365 for Mac
先週YouTubeに公開されたMicrosoft Ignite 2018のセクション“What’s new and what’s coming in Microsoft Office for Mac”によるとMicrosoftは現在、Mac App Store版Office 365でも機能や仕様を制限することなく市販のOffice 365と同じ機能を利用できるよう動いているそうで、
Mac App Store版Office 365で購入可能になるライセンスには、Windows PCで利用できるPublisherとAccessのライセンスは含まれておらず、WordとExcel、PowerPoint、Outlookがアプリ内課金で購入できる他、エンタープライズ向けにVPPストアでも販売され、アップデートはMAUでなくMac App Storeを通して配布されるとコメントしています。
セッションを見る限りではMac App Store版のOffice 365 for Macは公式サイトで販売されているMAUを利用しないため次期アップデートで提供される機能を試すことができるOffice Insiderプログラムには参加できないようですが、最新のOffice 365と変わらない機能が提供され、VPPストアでも販売される事で企業や学校のシステム管理者の方には負担軽減になると思われます。
Mac App Store版Officeの機能
- Mac App Store版Office 365はOffice 365の最新版と同じ機能。
- 既にMac App Storeに公開されているOne DriveやOneNoteに加え、WordとExcel、PowerPoint、Outlookが購入可能になる。
- Mac App Store版Office 365のサブスクリプションでアクティブになるのはWordとExcel、PowerPoint、Outlookのみ。
- Office 365 HomeとPersonalがアプリ内課金(IAP)で購入可能になる。
- Appleが企業や学校などに公開しているVolume Purchase Program(VPP)ストアにも公開され、デプロイ可能。
- アップデートはMicrosoft AutoUpdate(MAU)ではなく、Mac App Storeを通して配布。
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