Appleが1組のキーボードとマウスで、複数台のMacとiPadを操作できるmacOS 12 MontereyとiPadOS 15の新機能「ユニバーサルコントロール」の提供を再び延期し、2022年の春に提供すると発表しています。詳細は以下から。
Appleは2021年06月に開催したWWDC21の基調講演で、Macに接続されている1組のキーボードとマウスを利用してApple IDで紐付けした複数のMacとiPadを操作できるバーチャルKVM(Keyboard, Video and Mouse)「ユニバーサルコントロール (Universal Control)」機能をmacOS 12 MontereyとiPadOS 15で提供すると発表しましたが、
AppleはmacOS 12.1 MontereyとiPadOS 15.2がリリースされた現地時間12月13日付で、このユニバーサルコントロールの提供を「2022年の春(this spring)」に延期しています。
2022年の春に使えるようになります(Available this spring.)
macOS Monterey – Apple
Appleがユニバーサルコントロールの提供時期を変更するのは今回が2度目で、前回はmacOS 12.0の初期リリースには間に合わず「今年の秋に使えるようになります。(Available later this fall.)」とされていましたが、本日リリースされたmacOS 12.1 MontereyとiPadOS 15.2でも間に合わず、公式サイトは「2022年の春に使えるようになります (Available this spring)」に変更されているので、2022年初旬にリリースされるmacOS 12.2 ~ 12.3/iPadOS 15.3 ~ 15.4あたりで利用できるようになると思われます。
ユニバーサルコントロールのシステム要件以下の通りで、全てのデバイスは同じネットワーク内かつ同じApple IDでiCloudにサインインしている必要があるそうなので、Teleport、Logicool FLOWなどサードパーティ製KVMよりは要件が厳しくなっています。
Mac
- MacBook Pro (2016 and later)
- MacBook (2016 and later)
- MacBook Air (2018 and later)
- iMac (2017 and later)
- iMac (5K Retina 27-inch, Late 2015)
- iMac Pro, Mac mini (2018 and later)
- Mac Pro (2019)
iPad
- iPad Pro
- iPad Air (第3世代)以降
- iPad (第6世代)以降
- iPad mini (第5世代)以降
- macOS Monterey – Apple
コメント
難航しているなぁ。
Monterey移行はこれが実装されてからにしよう。