新しいLiquid Retina XDRディスプレイを搭載したMacBook ProはHDRビデオやデジタルシネマなど様々な映像制作に適したリファレンスモードを切り替えることが可能になっているそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年10月18日にオンラインで開催したスペシャルイベントの中で、Apple M1 Pro/MaxチップやThunderbolt4, HDMI, SDXCカードリーダー, MagSafe 3充電ポートを搭載した「MacBook Pro (14/16インチ, 2021)」モデルを発表しましたが、このMacBook ProではMacBookシリーズとしては初めて「Liquid Retina XDR」ディスプレイが採用されています。
Liquid Retina XDRディスプレイはApple Pro Display XDRやiPad Proなどと同じミニLEDバックライトの採用により、個別にコントロールされたローカル・ディミングゾーンに分割され、明るさとコントラストを精密に調節することができますが、
AppleのMacディスプレイアーキテクチャ部門でエンジニアリング・マネージャーを務めるKevin Sliechさんによると、このLiquid Retina XDRディスプレイでは、Appleがプロユーザー向けに販売している32インチRetina 6Kディスプレイ「Pro Display XDR」と同じく、
So proud of the MacBook Pro displays we announced today. All at once 🤯:
– XDR capabilities (1600 nits max, 1000 nits full-screen sustained)
– ProMotion up to 120Hz w/ fixed media rates
– Reference modes + fine tuning
– 1 billion colors
– 254 ppi, native UI by default
— Kevin Sliech (@ksliech) October 18, 2021
映像編集者や写真家向けのHDR/HD/SDビデオやデジタルシネマなど多様な作業現場に応じたディスプレイの色空間やホワイトポイント、ガンマ、輝度を切り替えられる「リファレンスモード」が選択できるようになっているそうです。
リファレンスモードについて
HDR/HD/SD ビデオなど、さまざまな種類のメディアを扱う制作現場の要件に応じて、Pro Display XDR に搭載されているリファレンスモードを使いこなせます。Apple Pro Display XDR でリファレンスモードを使う – Apple サポート
また、AppleはMacBook Pro (14/16インチ, 2021)はProMotionテクノロジーに対応し最大120Hzのリフレッシュレートを利用できるとした一方、映画などを編集する映像編集者がディスプレイスペックに要求するシネマフレームレート24fpsの倍数(48Hz)やNTSC方式の59.94HzなどMacBook Pro (16-inch, 2019)と同じくリフレッシュレートの固定も可能になっているそうなので、MacBook Proを購入された方やApple Storeなどで実機をチェクできる方は確認してみてください。
輝度
また、MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のLiquid Retina XDRディスプレイはPro Display XDRディスプレイと同じ様にビデオ制作ワークフロー向けにFCPなど一部のアプリで最大1,000nts*の輝度を使用することが出来ます。
- Apple Pro Display XDR でリファレンスモードを使う – Apple サポート
- 16 インチの MacBook Pro や Apple Pro Display XDR でリフレッシュレートを変更する – Apple サポート
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