32インチRetina 6Kディスプレイを採用した「Pro Display XDR」は、HDRビデオやデジタルシネマなど様々な制作現場に適したリファレンスモードを切り替えることが可能。

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 32インチRetina 6Kディスプレイを採用した「Pro Display XDR」は、HDRビデオやデジタルシネマなど様々な制作現場に適したリファレンスモードを切り替えることが可能となっています。詳細は以下から。

Pro Display XDR

 Appleは現地時間2019年12月10日、2016年06月に「Thunderbolt Display」の販売を終了して以来、約3年ぶりとなるプロユーザー向けディスプレイPro Display XDRの販売を開始しましたが、同ディスプレイはHDR/HD/SDビデオやデジタルシネマ、その他高解像度の写真など多様な作業現場に応じたディスプレイの色空間やホワイトポイント、ガンマ、輝度をプリセットし切り替えられる「リファレンスモード」が利用できるそうです。

Pro Display XDR (P3-1600 ニト)

リファレンスモードについて
HDR/HD/SD ビデオ、デジタルシネマ、その他の多様な制作現場の要件に応じて、Pro Display XDR に搭載されているリファレンスモードを使いこなせます。各リファレンスモードはそれぞれ、ディスプレイの色空間、ホワイトポイント、ガンマ、輝度を設定します。Pro Display XDR に搭載されている各リファレンスモードについてご説明します。

Apple Pro Display XDR でリファレンスモードを使う – Apple サポート

 現在Pro Display XDRが利用することができるリファレンスモードは以下の11のプリセットで、このプリセットは工場出荷時点で調整されており、設定はシステム環境設定のディスプレイから変更することが可能なほか、次期macOS (10.15.3?)ではユーザーがリファレンスモードを作成できるように機能を追加するそうなので、Pro Display XDRを購入された方はチェックしてみてください。

Pro Display XDRのリファレンスモード

1.Pro Display XDR (P3-1600 ニト)

自宅や職場の一般的な環境では、このモードを使います。Apple 製のディスプレイで使われている広色域 (P3) の原色をベースとしたモードで、最大 1600 ニトの輝度 (ピーク) で XDR (Extreme Dynamic Support) に対応します。

2.Apple Display (P3-500 ニト)

自宅や職場の一般的な環境では、このモードを使います。広色域 (P3) の原色をベースとしたモードで、Apple の内蔵ディスプレイで一般的な最大 500 ニトの輝度範囲に対応します。

3.HDR ビデオ (P3-ST 2084)

4K や超高解像度のビデオ制作ワークフローでは、このモードを使います。広色域 (P3) の原色と HDR SMPTE ST-2084 EOTF を使い、最大 1000 ニトの持続輝度 (フルスクリーン) に対応しています。ITU-R BT.2100 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

4.HDTV ビデオ (BT.709-BT.1886)

ITU-R BT.709 および BT.1886 の勧告に準拠した HD ビデオ制作のワークフローでは、このモードを使います。ITU-R BT.2035 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

5.NTSC ビデオ (BT.601 SMPTE-C)

標準解像度 (SD) やアーカイブのビデオ制作ワークフローで ITU-R BT.601 勧告および色空間の規格 SMPTE-C への準拠を目指す場合は、このモードを使います。ITU-R BT.2035 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

6.PAL および SECAM ビデオ (BT.601 EBU)

標準解像度 (SD) やアーカイブのビデオ制作ワークフローで ITU-R BT.601 勧告および色空間の規格 EBU Tech 3213 への準拠を目指す場合は、このモードを使います。ITU-R BT.2035 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

7.デジタルシネマ (P3-DCI)

モーションピクチャやポストプロダクションのワークフローで P3 の劇場用色空間とデジタルシネマのホワイトポイントを使う場合は、このモードを使います。SMPTE RP 431-2:2011 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

8.デジタルシネマ (P3-D65)

モーションピクチャやポストプロダクションのワークフローで P3 の劇場用色空間と D65 ホワイトポイントを使う場合は、このモードを使います。SMPTE RP 431-2:2011 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。

9.デザインとプリント (P3-D50)

グラフィックデザイン、プリント、出版のワークフローには、このモードを使います。このモードでは、通常の sRGB ディスプレイよりも広い色域を再現するため、広色域 (P3) の原色を使います。D65 ではなく、D50 ホワイトポイントを使います。D50 は、ISO 3664:2009 規格や ISO 12646:2015 規格に従って印刷物 (プリント) を評価する際に一般的に使われています。

10.写真 (P3-D65)

一般的なデジタルフォトグラフィのワークフローでは、このモードを使います。広色域 (P3) の原色と、スクリーンを基準とした観賞用に一般的に使われる D65 ホワイトポイントを使ったモードです。適宜設定された観視条件の整備を念頭に作られています。

11.インターネットとウェブ (sRGB)

Web やその他のインターネットベースの用途を目標としたコンテンツ作成ワークフローでは、このモードを使います。広くサポートされている sRGB (IEC 61966-2-1:1999) 色空間を W3C CSS Color Module Level 3 勧告に準じて使うモードです。適宜設定された観視条件の整備を念頭に作られています (64 ルクスを推奨)。

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おまけ

 また、Pro Display XDRディスプレイはMacBook Pro (16-inch, 2019)と同じように、映画編集者などがディスプレイスペックに要求するシネマフレームレート24fpsの倍数(48Hz駆動)やNTSC方式の59.94Hzなどに切り替えることが可能です。