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Apple、画面上にFaceTime HDカメラが配置された「MacBook Pro (14/16インチ, 2021)」向けのSafe Areaを追加したヒューマンインタフェースガイドラインを公開。

MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のノッチ MacBook Pro
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 Appleが画面上にFaceTime HDカメラが組み込まれた「MacBook Pro (14/16インチ, 2021)」向けのヒューマンインタフェースガイドラインを公開しています。詳細は以下から。

MacBook Pro (16インチ, 2021)

 Appleは現地時間2021年10月18日にオンラインで開催したスペシャルイベント「Unleashed.」の中で、Apple Silicon「M1 Max/M1 Pro」チップ搭載のMacBook Pro (14/16インチ, 2021)を発表しましたが、このMacBook ProはこれまでのMacBookシリーズとは異なり、iPhoneのFace IDのようにFaceTime HDカメラ・ハウジングがディスプレイ上部を一部覆うようになっています。

MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のノッチ

 これに対し、AppleのコミュニケーションチームのSerenity Caldwellさんは、Appleが開発者向けに提供しているデザインマニュアル「Human Interface Guidelines (HIG)」をアップデートし、新たにMacにもSafeAreaの概念を導入しているとツイートしています。

On some Macs, the camera housing occupies an area at the top-center of the screen. Using the system’s full-screen support automatically accounts for this area; if you use a custom full-screen experience, you need to account for this area as you position your content.

Full-Screen Mode – App Architecture – macOS – Human Interface Guidelines – Apple Developer

Safe Area

 Safe AreaはAppleが2017年に発売した「iPhone X」導入された考えで、iPhone XのEdge-to-Edgeディスプレイを覆う形で配置されたFace IDハウジングを考慮せずにアプリやWebサイトを作成すると、ユーザーが操作できない/見ることができない領域ができてしまうため、このハウジング部分を除いた領域をSafe Areaと定めており、

iPhone XのSafe Area

新しいMacBook Pro (14/16インチ, 2021)の上部はメニューバーが配置されているため、この問題は発生しないように思えますが、アプリをフルスクリーンで利用するとこの問題に直面するため、画面上にFaceTime HDカメラ・ハウジングがあるMacでは、コンテンツがその領域に配置されないよう考慮する必要があり、新しいmacOS 12 Montereyでは、これを解決する「互換モード (compatibility mode)」が提供され、

MacBook Pro (14/16インチ, 2021)のSafe Area

Finderでアプリの[情報を見る]をクリックし、互換モードを有効にするとシステムがカメラ・ハウジングの高さまでを黒いバーで覆い、そのエリアを除いた部分をアクティブ・エリアとして認識しカメラ・ハウジングを避けてアプリが表示されるようになるそうなので、Macアプリを開発されている方はチェックしてみてください。

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