Appleが実際に悪用された可能性のあるゼロデイ脆弱性を修正した「macOS Catalinaセキュリティアップデート2021-005」のpkg版を公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年09月14日、macOS 10.15 Catalina向けに実際に利用された可能性のあるゼロデイ脆弱性を修正した「macOS Catalinaセキュリティアップデート2021-005 (19H1417)」アップデートをリリースしましたが、同時にネットワーク環境のない/複数のMacを管理しているユーザー向けにパッケージインストーラーを公開しています。
セキュリティアップデート 2021-005 (Catalina)はパッケージサイズ約1.45GBで、悪意を持って作成されたPDFファイルを処理すると任意のコードが実行される可能性のあるCoreGraphicsの脆弱性(CVE-2021-30860)が修正されており、この脆弱性を発見したThe Citizen Labはこの脆弱性がiMessageのゼロクリック攻撃に利用されていることを確認しているので、まだアップデートされていない方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。
このアップデートをすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。
セキュリティアップデート 2021-005 (Catalina) – Apple
セキュリティアップデート後のビルドナンバー
Version Build |
macOS 11 Big Sur | macOS 10.15 Catalina |
macOS 10.14 Mojave |
---|---|---|---|
2020年11月12日の アップデート |
macOS 11.0.1 20B29(初期リリース) |
macOS 10.15.7 19H15 |
macOS 10.14.6 18G6032 |
2020年12月14日の アップデート |
macOS 11.1 20C69 |
macOS 10.15.7 19H114 |
macOS 10.14.6 18G7016 |
2021年02月01日の アップデート |
macOS 11.2 20D64 |
macOS 10.15.7 19H512 |
macOS 10.14.6 18G8012 |
2021年04月26日の アップデート |
macOS 11.3 20E232 |
macOS 10.15.7 19H1030 |
macOS 10.14.6 18G9028 |
2021年05月24日の アップデート |
macOS 11.4 20F71 |
macOS 10.15.7 19H1217 |
macOS 10.14.6 18G9216 |
2021年07月21日の アップデート |
macOS 11.5 (20G71) macOS 11.5.1 (20G80) macOS 11.5.2 (20G95) |
macOS 10.15.7 19H1323 |
macOS 10.14.6 18G9323 |
2021年09月13日の アップデート |
macOS 11.6 20G165 |
macOS 10.15.7 19H1417 |
macOS 10.14.6 18G9323 |
- セキュリティアップデート 2021-005 (Catalina) – Apple
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