macOS 10.15 Catalinaでは「watchdog timeout」によりMacがカーネルパニックに陥る不具合があるようです。詳細は以下から。
Appleが現地時間2020年07月15日にリリースした「macOS Catalina 10.15.6 Build 19G73」では、VMware FusionやVirtualBoxなどの仮想ソリューションを利用すると、仮想マシンがクラッシュし、最終的にホスト側のMacでカーネルパニックが発生する不具合が確認されていますが、この不具合が報告されているスレッドでは、一部の不具合は仮想化ソリューションが原因ではなく、システムの機能を監視する「watchdog (watchdog timer)」がタイムアウトになり、カーネルパニックに陥る問題もあるため一部のパニックレポートだけでは判断が難しいそうです。
I would like to ask anyone who can provide panic/crash reports related to this issue (WindowServer watchdog timeout or system watchdog panic with macOS 10.15.6) to please post the full panic/crash report as an attachment. If you have multiple panic/crash reports available, please post them all.
VMWare Fusion potentially causes macOS 10.15.6 to crash – VMware Communities
watchdog timeoutによるカーネルパニックは主にアプリケーションのウィンドウやUIをバックグラウンド・アプリなど管理するWindowServerサービスが原因のようで、この不具合はmacOS 10.15 Catalinaがリリースされた2019年10月から報告され、
Window Server
The window server is a single point of contact for all applications. It is central to the implementation of the GUI frameworks (AppKit and HIToolbox) and many other services (for example, Process Manager).Daemons and AgentsのWindowServerより
Apple Support Communitiesでは既に3,000人以上のユーザーが同じ問題を報告しており、AppleのiMovieやFinal Cut Pro X、写真アプリ、外部ディスプレイの接続などでもWindowServerサービスが反応しなくなり、カーネルパニックに陥るそうなので、VMwareのDariusdさんは原因をはっきりさせるためにも、不具合を報告する際はできるだけ完全なパニック/クラッシュレポートを投稿して欲しいとコメントしています。
- VMWare Fusion potentially causes macOS 10.15.6 to crash – VMware Communities
- iMac keeps crashing after Catalina upgrade – Apple Community
- Since installing Catalina yesterday, multiple crashes from userspace watchdog timeout – Apple Community
コメント
もう驚かない。おそらく修正もされない。
そして新しいOSへ移行、そして新しい不具合。
何年繰り返すのだろう。悔しいけどWindowsのほうがマシになってきた。
Catalina本当にダメOSの見本みたいになってきましたね。
今日もこの現象に遭遇した。バージョンが上がるたびに不安定になる。昔の Mac OS の歴史をなぞっているかのよう。
当時の NeXT のような救世主となる OS はあるのか?
watchdog timeoutについて回避方法を見つけました。
環境によって異なるとは思いますが参考までに。
ttps://android-pc-ios-data-recovery.com/crashing-macos-catalina/