macOS 10.15.7 Catalinaのセキュリティアップデート後にOpenCLを利用したアプリがクラッシュする不具合はセキュリティアップデート 2021-003後も引き続き発生していることが確認されています。詳細は以下から。
Appleが現地時間2021年05月17日にmacOS 10.15.7 Catalina向けにリリースした「セキュリティアップデート 2021-002」を適用後、AppleのCore Image Framework(OpenCL)を利用したアプリがクラッシュし、利用できなくなる不具合が確認されていましたが、この不具合は本日(05月24日)にリリースされた「セキュリティアップデート 2021-003」適用後でも引き続き発生しています。
Update 2021-05-24: Today Apple released Catalina Security Update 2021-003 (19H1217) for macOS 10.15.7. Whereas the beta fixed the OpenCL regression, this public release does not. Apple retroactively breaks functionality in macOS, doesn‘t admit it, doesn‘t respond to a detailed bug report (FB9090655) that includes sample code to demonstrate the regression, and most importantly, doesn‘t fix it. What gives?
Catalina Security Update 2021-002 breaks Observatory – Code Obsession
この不具合はセキュリティアップデート 2021-003のBeta版で一時は修正されたものの、本日リリースされたmacOS 10.15.7 Catalina Build 19H1217では再発しており、これによりAdobe PhotoshopやAcorn、Observatory、PhotoBulk、RetroactiveでアンロックしたApertureやiPhotoなど多くのアプリで画像が正しく表示されない、いくつかの機能を利用しようとするとアプリ自体がクラッシュするといった事態が発生しています。
Adobe PhotoshopやAcornなどはOpenCLを利用しない事でこの問題を回避できるとしていますが、そのような設定がなく、メンテナンスがされていないアプリは引き続き動作が不安定なので、macOS Catalinaユーザーの方は注意してください、
- Catalina Security Update 2021-002 breaks Observatory – Code Obsession
- Solved: PS CC crashes on load after Mac security update – Adobe Support Community
コメント
直すつもりなんてないでしょ。過去の物は見捨てる会社だから。