機械学習を利用し紙にスケッチしたデザインをベクターシェイプに変換してくれる「スケッチの自動トレース」機能を実装したMac/iPad用ベクターグラフィックアプリ「Vectornator 4.6」がリリースされています。詳細は以下から。
VectornatorシリーズはドイツLinearity GmbHが開発&販売しているMacやiPad&Apple Pencilに対応したベクターグラフィックスアプリで、Mac Catalystを利用して開発されているため、度々Appleの基調講演でもその優れたパフォーマンスが取り上げられますが、
このVectornatorが現地時間2022年02月23日にリリースされた「Vectornator 4.6.0」アップデートで、機械学習技術を用いてイメージをベクター画像に変換する「自動トレース (Auto Trace)」技術に、スケッチのトレース専用の「スケッチの自動トレース機能」が実装されています。
Vectornatorの自動トレース技術は、これまで写真をベクターシェイプへ変換する機能として開発されていきましたが、Vectornator 4.6.0 for Mac/iPadの自動トレース技術(Auto Trace 2.0)ではスケッチに特化した機械学習モデルが追加され、
スキャナやカメラで取り込んだ写真をVectornatorにインポートして、スタイルタブから[自動トレース] → [自動トレース] → [入力:スケッチ]を選択するだけで、高精度でスケッチをベクターシェイプに変換してくれます。
Vectornator 4.6.0のシステム要件はMacがmacOS 11 Big Sur以上、iPhone/iPadがiOS/iPadOS 13以上で、アプリは無料でApp Storeに公開されているので、興味のある方は試してみてください。
デモ
リリースノート
Vectornatorをご愛用の皆さま、こんにちは!今回のアップデートでは、アプリに以下の変更を加えました:
スケッチの自動トレース機能が登場!
アイデアをアートワークに含む前に、紙にスケッチしてみたことがありますか? 新しい“スケッチを自動トレース”機能を使うと、Vectornatorがリアルライフのモノクロスケッチをずっと簡単に読み込んでくれるようになります。 描画の写真を撮り、Vectornatorに読み込み、“自動トレース”のオプションから“イメージのタイプ”を選択し、新しい“スケッチ”を選んでください。 それだけです! すると、すべてのストロークがベクターシェイプに変換され、アートワーク内の他のすべてのオブジェクトと同じように編集できます。 この機能を使うことで、手描きのエレメントを含む作業の開始や編集がより簡単になるだけでなく、さまざまなスケッチをもっとすばやく試すことができます。 そして、すべて使い慣れた、使いやすいVectornatorの操作で実行できます。
- Vectornator: Vector Design – App Store
コメント