Apple、既に悪用された可能性のあるWebKitのゼロデイ脆弱性を修正した「macOS Big Sur 11.3.1 Build 20E241」をリリースし、Safari 14.1の提供を一時停止。

macOS Big Sur 11.3.1 (20E241) macOS 11 Big Sur
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 Appleが既に悪用された可能性のあるWebKitのゼロデイ脆弱性を修正した「macOS Big Sur 11.3.1 Build 20E241」をリリースしています。詳細は以下から。

macOS 11 Big Surのロゴ

 Appleは現地時間2021年05月03日、macOS 11 Big Surに対応した2013年製以降のMac向けに「macOS Big Sur 11.3.1 (20E241)」アップデートをリリースしています。

macOS Big Sur 11.3.1 (20E241)

macOS Big Sur 11.3.1を適用すると、重要なセキュリティアップデートが提供されます。このアップデートをすべてのユーザに推奨します。

リリースノートより

 macOS 11.3.1 Big Surアップデートでは、iOS/iPadOS 14.5.1やiOS 12.5.3、watchOS 7.4.1と同じく、既に悪用が確認されている悪意のあるWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性がある脆弱性CVE-2021-30665/CVE-2021-30663の2件が修正されているそうなので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。

CVE-2021-30663とCVE-2021-30665

おまけ

 また、AppleはmacOS 11.3.1 Big Surアップデートの公開と同時に、macOS 10.14 MojaveとmacOS 10.15 Catalina向けに提供していたSafari 14.1の提供を一時停止したので、今後セキュリティパッチが適用されたSafari v14.1が公開されると思われます。

macOS 10.15 CatalinaのSafari v14.0.3

Safari v14.1アップデートの公開が一時停止されているmacOS 10.15 Catalina

追記

 配信が停止されていたmacOS 10.14 MojaveとmacOS 10.15 Catalina向けの「Safari v14.1」ですが、現地時間2021年05月04日にWebKitの脆弱性を修正したBuild Number違いのSafari v14.1がリリースされています。

Safari v14.1 15611.1.21.161.7 on macOS 10.15 Catalina

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