EIZOがApple M1チップ搭載のMacとEIZOモニターで発生していたカラーフォーマットやプロファイルの不具合がmacOS 11.2 Big Surで一部修正されたと発表しています。詳細は以下から。
Appleが2020年末より発売を開始したApple M1チップを搭載したMacでは、4Kなどの高解像度やウルトラワイドディスプレイでサポート解像度が表示されない不具合[1, 2]や、Mac mini (M1, 2020)のHDMI出力でディスプレイにノイズが入る、USB-CとHDMI出力で設定できる解像度が異なる不具合が報告されており、
EIZOの検証では、EIZOなどが販売しているPCモニターでも、Apple M1チップのMacに接続するとカラーフォーマットがYUVリミテッドレンジとなり階調飛びが生じたり、macOSが自動生成するカラープロファイルがモニターの色域やガンマ値と一致しない不具合があることが確認されていましたが、
EIZOは日本時間2021年03月25日、今年02月にリリースされた最新の「macOS 11.2(.3) Big Sur」とEIZOのPCモニターを利用して再検証を行い、その結果を新たに公開しています。
macOS 11.2 Big Surで一部修正
EIZOの検証によると、macOS 11.2 Big SurではColorEdgeのように音声の入出力を持たないモニターでUSB-C/DisplayPort接続した場合、または、音声の入出力に対応する一般的なモニターでHDMI入力を持たない製品の場合において、既知のカラーフォーマットとカラープロファイル(色域の不一致のみ)の不具合が解決されていたそうです。
【更新情報】バージョン11.2以降のmacOS Big Sur環境では、一部のモニターにおいて問題が解消しました。
<問題を解消できる条件>
- ColorEdgeのように音声の入出力を持たないモニターで、USB Type-Cもしくは DisplayPortで接続した場合
- 音声の入出力に対応する一般的なモニターでも、HDMI入力を持たない製品の場合 (例: FlexScan EV2430)
バージョン11.2以降のmacOS Big Sur環境でも、引き続きHDMI接続では階調飛びの問題が生じます。
Apple M1チップ搭載MacとEIZOモニターの互換性 – EIZO
また、macOS 11.2 Big SurへアップグレードされたApple M1チップ搭載のMacでもカラープロファイルのガンマ値の不一致は解消されていないそうですが、EIZOは互換性の確認ができたモニターのリストも公開しているので気になる方はEIZOのサイトをチェックしてみてください。
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