Apple M1チップを搭載したMacにウルトラワイドの外部ディスプレイを接続しても、適切な解像度が表示されない不具合があるとしてAppleがサポートドキュメントを公開しています。詳細は以下から。
Appleは2020年11月、Apple Silicon「Apple M1」チップを搭載したMacの販売を開始しましたが、このApple M1チップを搭載したMacにウルトラワイドの外部ディスプレイを接続しても、そのディスプレイがサポートしている解像度が表示されにない不具合があるとして、Appleがサポートドキュメントを公開しています。
If you connect an ultrawide or super-ultrawide monitor to your Mac with Apple M1 chip, some resolutions supported by your display may not be available.
If the supported resolution isn’t available on an ultrawide or super-ultrawide external display connected to your Mac with Apple M1 chip – Apple Support
不具合の症状
この不具合は、アスペクト比が21:9のウルトラワイドや32:9のスーパー・ウルトラワイド・ディスプレイをMac mini (M1, 2020)やMacBook Air/Pro (M1, 2020)に接続すると、そのディスプレイがサポートした解像度が表示されない、または、システム環境設定のディスプレイで確認すると「低解像度」として表示されてしまうというもので、
Appleはこの不具合が発生した場合、システム環境設定の[ディスプレイ] → [外部ディスプレイ] → 解像度をOptionキーを押しながら、「ディスプレイのデフォルト」から「変更」をクリックすると、デフォルト以外の解像度が選択できる場合があるとしていますが、これでも適切な解像度が選択できない場合があり、
この不具合は、Apple M1チップを搭載したMacでLG UltraFine 5Kディスプレイが誤って4K解像度で表示されてしまう不具合が修正された「macOS 11.1 Big Sur Build 20C69」でも修正されていないものの、Appleは問題を認識し、将来のアップデートで修正するとコメントしているので、Apple M1チップ搭載のMacではEIZOが公開した既知の不具合を含め、ディスプレイの不具合がなくなるまで、もうしばらく時間がかかりそうです。
おまけ
頂いた情報を元に検証したところ、4Kディスプレイなどウルトラワイドでない高解像度ディスプレイでも同様の症状が確認できたので、Apple M1チップを搭載したMacでディスプレイの動作検証をする際には注意してください。
コメント
誤字報告です。
頂いた情報を元に検証したところ、4Kディスプレイなどウルトラワイド出ない高解像度ディスプレイでも同様の症状が確認できたので
の所で、「出ない」のところが誤字ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
先程修正したので、WordPressのキャッシュがクリアされる明日の朝には更新されていると思います。
ウルトラワイド出ない → ウルトラワイドでない
製品として世に出す前に気付かなかったことに驚き!
ってか気付いてたけど後で修正すればいいやって感じなんだろうか?
誰も指摘してませんがタイトルがずっと「ディスプレ」です。
MacOS 12.4にしたところ高解像度になりました。この更新を一年半も待ちました。