macOS 11.2 Big Surアップデート後、特定のUSB-Cハブやドックが原因でUSB-Cポートが利用できなくなる不具合はMac mini (M1, 2020)でも発生しているもよう。ます。詳細は以下から。
Appleは2021年02月25日、特定のサードパーティ製・非準拠セルフパワーのUSB-Cハブやドックが2019年製以降のMacBook Proや2020年製以降のMacBook Airを破損させる不具合が確認できたとして、不具合を修正した「macOS Big Sur 11.2.2 (20D80)」をリリースしましたが、報告は少ないものの、Appleが2020年11月に発売したMac mini (M1, 2020)でも同様の報告がされているそうです。
Both of my USB-C/Thunderbolt ports on my M1 Mac mini have become completely unresponsive after installing the macOS 11.2 update today.I had a USB-C to DisplayPort cable in one and a USB-C hub in the other, neither of which now functions.
USB-C ports broken after 11.2 update – Apple Community
この問題をApple Support CommunitiesやTwitterで報告しているユーザーによると、Appleが02月01日にリリースした「macOS 11.2 Big Sur」にMac mini (M1, 2020)をアップデートしたところUSB-Cポートが利用できなくなり、Appleのサポートに持ち込むとロジックボードの交換となったそうです。
PSA to friends/followers with M1/Apple Silicon Mac mini. Do not update to MacOS 11.2. It has completely disabled my USB-C ports, not even power let alone signal. I'm finding tweets from others who did the update since last night with the same issues, same config.
— Smallmedium (@Smallmedium) February 3, 2021
Both ports 100% dead. Apple ended up replacing the entire logic board to fix the issue.
— Jason Sedlaczek (@jasonsed) February 20, 2021
電源ユニットを持つMac mini (M1, 2020)とPower DeliveryによりUSB-Cポートから電力供給されているMacBook Pro/Airでは原因が異なると思われますが、ちなみにmacOS Big Sur 11.2.2アップデートのリリースノートに記載のあった「特定の他社製の非準拠セルフパワーUSB-Cハブやドック (Non-compliant powered USB-C hubs and docks)」というのは、Aukeyの8-in-1 USB-Cハブ「CB-C71」やDodocoolの14-in-1 USB-Cハブ「FRE5922」などがこれにあたるようで、
Amazon.comのカスタマーレビューを確認すると、数名のユーザーが昨年末から今年初旬にかけて、このハブのパススルーUSB-C PDポートに電源アダプタを接続したままMacBook Air/ProからUSB-Cハブを抜いたところ、完全に文鎮化(Brick)しロジックボードの交換となったと書き込んでいるので、
対象のMacまたは同タイプのUSB-Cハブやドックをお持ちの方は、macOSのアップデートに周辺機器を外す、USB-Cハブを抜く際には先に電源を外すといった手順を行ったほうがよさそうです。☄
おまけ
また、macOS 11 Big SurとApple M1チップ搭載のMacでは4Kなどの高解像度ディスプレイやアスペクト比が21:9のウルトラワイド、32:9のスーパー・ウルトラワイドのディスプレイを接続してもサポートされた解像度が表示されない不具合(Appleからのアナウンス)や、カラーフォーマットやカラープロファイル、回転表示後の解像度の問題、
Apple M1 チップを搭載した Mac にウルトラワイドモニタやスーパーウルトラワイドモニタを接続した場合に、ディスプレイが対応している一部の解像度を利用できないことがあります。
Apple ではこの問題を把握しており、今後の macOS アップデートで解決される見込みです。Apple M1 チップを搭載した Mac に接続したウルトラワイドまたはスーパーウルトラワイドの外付けディスプレイでサポートされている解像度を利用できない場合
Mac mini (M1, 2020)で特定のタイミングでブロックノイズが発生する不具合が確認されていますが、これらについては現在調査中とのコメントをサポートから頂いているので、Big Sur&Apple M1チップユーザーはもうしばらくこの不具合と付き合う必要があるようです。
- USB-C ports broken after 11.2 update – Apple Community
- USB C / Thunderbolt Ports DEAD After 11.2 – Apple Community
コメント
M1不具合多くてウンザリしてきた。
売却してしばらく様子見かな?