EIZOがモニターの接続台数やカラーフォーマットの階調飛びなどApple M1チップ搭載MacとEIZOモニターで確認された制約事項と互換性情報を公開しています。詳細は以下から。
PC用モニターなどを販売するEIZO株式会社は日本時間2020年12月10日、macOS 11 Big SurとEIZOソフトウェアの互換性情報に加え、Apple Silicon M1チップを搭載したMacとEIZOモニターを含む全てのPCモニターで確認された制約事項と互換性情報を公開しています。
2020年11月に発売されたApple社のMac製品 (Apple M1チップ搭載) において、下記の制約事項が確認されましたので、あらかじめご注意ください。また下記 (2) 以降の諸症状については、macOSの更新で改善する可能性がありますので、macOSを最新の状態に保つことを推奨いたします。
Apple M1チップ搭載MacとEIZOモニターの互換性 – EIZO株式会社
制約事項
モニター台数
Apple M1チップを搭載したMacBook Air/ProはAppleの仕様通り、Thunderbolt/USB 4ポートから最大1台のモニターしか出力できず、2台目のモニターを接続しても何も表示されません。
カラーフォーマット
Apple Silicon M1チップを搭載したMacでは出力される映像信号のカラーフォーマットがYUVリミテッドレンジとなり、階調飛びが生じる場合があるそうです、これはMacでも以前からHDMI接続で発生している症状でしたが、対象のMacではUSB-C接続やDisplayPort変換接続でも同じ症状で、
一部のEIZO ColorEdge製品には、YUVフォーマットを非対応とする信号フォーマット設定があり、この設定を利用することで問題を回避することができるそうです。
カラープロファイル
また、macOS 11.0 Big Surでは、macOSが自動生成するカラープロファイルが、モニターの色域やガンマ値と一致しない場合があるそうで、これも一部のEIZO ColorEdge製品にではカラーフォーマット同様、YUVフォーマットを非対応とする信号フォーマット設定を選択することで回避できる可能性があるそうです。
回転表示
その他、Apple M1チップを搭載したMacでは、ピボット対応のモニターでモニター表示を90/270度回転させると低解像度になり、システム環境設定の[ディスプレイ]解像度でもモニターの推奨解像度が表示されない場合があります。
これは、システム環境設定の[ディスプレイ] → [ディスプレイ] → 解像度をOptionキーを押しながら、「ディスプレイのデフォルト」から「変更」をクリックすると、デフォルト以外の解像度が選択できるようになるので、この問題に遭われている方は試してみてください。
Apple M1チップを搭載したMacでは、Mac mini (M1, 2020)で特定の解像度やUSB-C to HDMI/DPアダプタが利用できない問題も確認されており、EIZOもカラーフォーマットやカラープロファイル、モニター回転後の解像度問題はmacOS 11 Big Surのアップデートで改善する可能性があるとしているので、Apple Silicon Macを購入された方はmacOSを最新のバージョンにアップデートしていくことをお勧めします。
- Apple M1チップ搭載MacとEIZOモニターの互換性 – EIZO株式会社
コメント
EIZO特有の不具合なんだろか?