OS X 10.9 MavericksからmacOS 11 Big Surまでに対応し、複数の不具合を修正したmacOS用X Window System「XQuartz 2.8.0 beta4」がリリースされています。詳細は以下から。
AppleのJeremy Huddleston Sequoiaさんは現地時間2021年02月17日、01月末からApple Silicon Macに対応するため約4年ぶりにメンテナンスを再開したmacOS向けのX Window System「XQuartz」の最新バージョンとなる「XQuartz 2.8.0 beta4」を新たにリリースしたと発表しています。
XQuartz 2.8.0 beta4はアップデート通知からのアップデートはできないので、公式サイトからXQuartz-2.8.0_beta4.dmgをダウンロードしてインストールする必要があります。
XQuartz 2.8.0 beta4ではmacOS 11 Big Surで署名したインストーラーパッケージがOS X 10.11 El Capitan以前のOS Xで開けない不具合が修正されOS X 10.9 MavericksからmacOS 11 Big Surまでをカバーしたほか、
初期/互換性のないバージョンからのアップグレード後にログアウトを要求するようになり、フォント用のfreetype-configが再び追加され、Xアプリの設定が以前のバージョンから引き継がれるようになっているそうです。
XQuartz 2.8.0 beta4は以下の公式サイトおよびGitHubリポジトリからダウンロード可能で、初期インストール後にはログアウトとDISPLAY環境変数のアップデートが推奨されているので、現在もXを利用されている方は試してみてください。
- Releases – XQuartz
- XQuartz/XQuartz: XQuartz Builds – GitHub
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