Parallels、macOS 11 Big Surに対応した「Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition」をリリース。

Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition Parallels-Desktop
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 ParallelsがmacOS 11 Big Surに対応した「Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition」をリリースしています。詳細は以下から。


 macOSの仮想化ソリューションを提供しているParallels International GmbH.は現地時間2020年11月26日、macOS 11 Big Surをサポートした「Parallels Desktop 1.6.1 Mac App Store Edition (以下、Parallels Desktop v1.6.1)」をMac App Storeでリリースしています。

Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition

Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。

Parallels Desktop – Mac App Store

 Parallels Desktop v1.6.1では、2020年10月にリリースされたv1.6.0のアップデートで見送られていたmacOS 11 Big Surへ対応し、ホストとゲストBig Surで発生していた複数の不具合が修正されたほか、macOS 11 Big Surの仮想マシンで動作するMetalグラフィックスをサポートしたことで、一部のアプリの画面が黒くなったり何も表示されないといった不具合が修正されているそうです。

About Parallels Desktop 1.6.1

おまけ

 ちなみに、現在のParallels DesktopはApple Silicon Macをサポートしていないため、Apple SiliconのMacのMac App StoreでParallels Desktopを表示すると「このデバイスには対応していません。互換性のあるデバイスの完全なリストを御覧ください。」という表示がされています。

Parallels Desktop 1.6.1 on Apple Silicon Mac

Parallelsは現在、Apple M1チップを搭載したMacで動作するParallels Desktop for Macを開発中です。

Parallels Desktop v1.6.1

Parallels Desktop for Mac 1.6.1 App Store Edition では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
macOS 11 Big Sur に対応済み
Parallels Desktop for Mac App Store Edition では、新しいデザイン、使いやすい設定などの改善が導入され、macOS 11 Big Sur 向けに最適化されました。次に、もっとも重要な修正の一覧を示します。

Big Sur をホストオペレーティングシステムとして使用する場合

  • 仮想マシンを起動しようとした後に、Mac がクラッシュする問題を解決しました。
  • ユーザーが Windows にログインすると、仮想マシンがクラッシュする問題を解決しました。
  • 2 つのメニュー項目しか表示されないという仮想マシン構成の CPU メニューの問題を解決しました。
  • スナップショットの削除中に「”仮想マシン名” を一時停止できません」というメッセージが表示される問題を解決しました。
  • Parallels Desktop 環境設定と仮想マシン構成ダイアログのタブを切り替えるときに、Parallels Desktop ウィンドウが上に移動する問題を解決しました。
  • Dock の複数の仮想マシンアイコンの問題を解決しました。

仮想マシン内の Big Sur

  • 既存の macOS 仮想マシンを macOS 11 Big Sur にアップグレードできない問題を解決しました。
  • 復元パーティションから macOS 11 Big Sur を仮想マシンにインストールできない問題を解決しました。
  • macOS 11 Big Sur 仮想マシンで Parallels Tools を再インストールした後に、黒い画面が表示される問題を解決しました。
  • macOS 11 Big Sur にアップグレードした後、macOS 仮想マシンの画面が黒く表示される問題を解決しました。
  • ユーザーがログインするときに macOS 11 Big Sur 仮想マシンが再起動するというまれに発生する問題を解決しました。
  • Big Sur 以外の macOS バージョンの Mac で作成された macOS 11 Big Sur 仮想マシンで、デフォルトの画面解像度が 1024×768 に設定される問題を解決しました。
  • インストールアシスタントに macOS 11 Big Sur のバージョンが正しく表示されない(10.16 と表示される)問題を解決しました。

その他の改善点

  • Parallels Desktop ユーザーインターフェイスが更新され、macOS 11 Big Sur スタイルに対応します。
  • Parallels Desktop は macOS 11 Big Sur プライバシー制限を満たしています。たとえば、ユーザーが同意するまで Bluetooth を使用できません。

ネットワーク

  • 仮想マシンのブリッジネットワークを構成できます。

グラフィック

  • DirectX 11.1 のサポートにより、高解像度モニターのサポート強化と、DirectX 11 が必要なその他のアプリケーションやゲームのサポートといったメリットが得られます。
  • macOS Big Sur 11(以降)の仮想マシンで動作する Metal グラフィックをサポートしました。これにより、Parallels のエンジニアは、macOS パフォーマンスのゲストバージョンを改善し、次のような 2018~2020 年に報告された多数の問題を解決することができました。
    • プレビューで開いた PDF 文書で選択したテキストが黒くなる。
    • FileSimple アプリケーションのインターフェイスに何も表示されない。
    • macOS メニューバーの時計が鮮明に表示されないことがある。
    • Safari の複数のタブにグラフィカルアーチファクトが表示される。
    • macOS 仮想マシンでメモアプリがクラッシュする。
    • 地図アプリに黒い画面が表示される。
    • macOS 仮想マシンにインストールされた写真アプリのサムネイルが黒くなる。

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