現在のところParallels Desktop 17 for Macでは、macOS 12.3 Monterey BetaへアップデートしたApple M1搭載のMacでmacOS 12 VMの作成が不可能となっているそうです。詳細は以下から。
Corel Corporation傘下のParallels International GmbH.は昨年08月にリリースした「Parallels Desktop 17 for Mac」で、Virtualizationフレームワークを利用し、Apple Silicon MacでmacOS*の仮想化(VM)が可能になっていますが、
Parallelsは現地時間2022年02月02日、現在Parallels Desktop 17 for Macで確認されている不具合情報をまとめたサポートページをアップデートし、Appleが開発者向けに公開した「macOS 12.3 Monterey Beta」では、macOS 12 VMの作成が不可能になっているとコメントしています。
Unable to create a macOS 12 virtual machine on a Mac with Apple M1 chip having macOS 12.3 beta as a main system Workaround: install a stable version of macOS on your Mac.
Parallels Desktop for Mac compatibility with macOS Monterey 12 – Known Issues
macOS 12.3 Montereyでは、DropboxやOneDriveで使用されていた既存のカーネル拡張が廃止されAppleのFile Providerフレームワーク/機能拡張の使用が強制されるため、VM上でテストしたい方もいると思われますが、Parallelsは問題を解決するにはmacOSの安定版をインストール必要があると記載しているので、Betaテスター&ユーザーの方は注意して下さい。
コメント
“VM上でテストしたい方もいると思われます”との事ですが、文面を読む限りmacOS 12.2までのホストOSならmacOS 12 VMは作成できるように思います。それが12.3VMが作れるなら事前に試すという目的は果たせますが、仮想マシンだとBeta版がインストールできないという制限などあるのでしょうか?
手元でやった限り、12.2 上の Parallels 17.1.1 で、12.2 の Guest を 12.3 Beta にする事はできませんでした。
12.3 beta のダウンロード通知は来ますが、再起動後、巻き戻しが起きて 12.2 に戻ります。
12.1 上で、12.2 Beta をインストールし使うことは可能でしたので、12.3 beta の問題だと認識しています。