macOS 11 Big SurではApple/AppleTalk Filing Protocol (AFP) over TCP/IPを使用したファイル共有が廃止され、SMBでのファイル共有のみになっています。詳細は以下から。
Appleは2018年にリリースしたmacOS 10.13 High Sierraで、ネットワーク上のボリュームに作成するTime Machineの接続プロトコルをAFP(Apple/AppleTalk Filing Protocol)からSMB(Server Message Block)に変更し「Time Machine over SMB」を採用、その後もAPFSボリュームの共有にSMBを採用し、iOS 13/iPadOS 13ではSMB3.0サーバーに対応するなど、SMB積極的に採用することでAFPを実質非推奨としてきましたが、macOS 11 Big Surではファイル共有のプロトコルからAFPが廃止されました。
システム環境設定 → [共有] → [✅ファイル共有] → [オプション]
AppleはMac OS X時代からWindowsとのファイル共有をサポートするためにSMB共有をサポートしてきたため、AFPファイル共有が廃止されても問題ないと思われますが、macOS 11 Big Sur搭載のMacにはafp://での接続が不可能になっているので、ユーザーの方は注意してください。
macOS 11 Big Surで廃止されたのはAFPサーバーでクライアント側は現在も対応しているので、Big Surから古いAFPサーバーに接続することは可能です。
おまけ
また、AppleはApple Silicon Macで「ターゲットディスクモード」を「Mac Sharing Mode」として刷新し、このMac Sharing ModeにもSMBファイル共有(プロトコル)を採用すると発表しています。
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コメント
ファイル名やフォルダ名、過去にバグ文字コード化けたデータは、
AFPならコピー出来るがSMBでとコピーできないんだよな。
0x08:バックスペース問題