macOS 11 Big Surではホームアプリがアップデートされ、現在のアクセサリー状態の表示やHomeKitセキュアビデオ対応のカメラで顔認識や活動ゾーンの指定が可能になっています。詳細は以下から。
Appleは2020年06月にオンラインで開催したWWDC20で、現在のコロナ禍でにおいて家で過ごす人々や時間が増え、それに伴いスマートホームの需要とプライバシーが重要になってきているとして、これまで独自仕様だったHomeKitを2019年にオープンソース化し、
GoogleやAmazonおよびアクセサリーメーカーと互換運用の提携を結んだことを強調するとともに、iOS 14/macOS 11 Big Surでホームアプリをアップデートし、以下のような新機能を導入したと発表しています。
macOS 11 Big Surのホームアプリ
UIのアップデート
macOS 11 Big Surでは、まずMac Catalystのアップデートにより、ホームアプリにサイドバーが追加され、ホームとオートメーション、そして各部屋の選択がサイドバーで行えるようになりました。
[twenty20 img1=”104409″ img2=”104410″ offset=”0.5″ before=”macOS 10.15 Catalinaのホームアプリ” after=”macOS 11 Big Surのホームアプリ”]
また、ホームアプリの一番上には現在のシーンで変更されたセンサーやアクセサリーの情報が表示されますが、macOS 10.15 Catalinaではテキストだったこの情報が、macOS 11 Big Surでは視覚的にわかりやすいステータスアイコンに変更されています。(iOS 14/tvOS 14でも同様)
スマート電球の適応型照明
Amazon AlexやAppleのホームアプリから操作できるスマート家電で人気のあるスマート電球は、macOS 11 Big Sur/iOS 14で「Adaptive lighting」という機能が導入され、朝は暖色で始まり、日中は寒色を利用し集中力を継続、夜はブルーライトを抑えてリラックスするといった調整を自動で行ってくれるようになりました。
顔認識
AppleはWWDC2019で「HomeKitセキュアビデオ(Security Video)」という機能を発表し、NETAMOやLogitech、eufy(Anker)のHomeKit対応・防犯カメラやドアベルのカメラの映像を10日分iCloudに保存して、iPhoneやiPad、Apple TVでいつでもチェックできるとコメントしていましたが、
iOS 14/macOS 11 Big Surでは、このHomeKitセキュアビデオに「顔認識 (Face recognition)」機能が追加されました。認識される顔はAppleの写真アプリに紐付けされており、
iOS 14/iPadOS 14搭載のiPhoneやiPad、macOS 11 Big Sur搭載のMacはもちろん、Apple WatchやHomePodでも音声で通知されるそうです。
活動ゾーン
同じくHomeKitセキュアビデオには「活動ゾーン (Activity zones)」機能が追加され、防犯カメラやドラベルに映っているエリアを指定、そのエリア内に人が現れたり、物が通ったりすると通知を出すように設定できるようになったので、誤った通知を受け取るり仕事を中断されるといったことが減りそうです。
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