AdobeがmacOS 11 Big SurのMacでWeb用に保存機能を利用しファイルを上書きするとアプリがフリーズする不具合を「Photoshop 22.1」で修正したと発表しています。詳細は以下から。
Appleが2020年11月にリリースしたmacOS 11 Big SurとPhotoshopやLightroomなどAdobe製のアプリでは、いくつかの機能が利用できなかったり、アプリがクラッシュする不具合が報告されていますが、Adobeは現地時間12月08日にリリースした「Photoshop v22.1」で、Big Sur含むmacOSで発生していたいくつかの不具合を修正したと発表しています。
このアップデートには、機能の向上、セキュリティの強化、不具合の修正が含まれています。主なアップデートは、WindowsでのHEICサポート、クラウドドキュメントダウンロードのキャンセル機能、ビデオコンポーネントの更新です。
リリースノートより
Photoshop v22.1ではBig SurのMacで、「Web用に保存」機能を使用して既存のファイルを上書きするとフリーズする不具合やmacOSでスライダーが動かない、「空置き換え」で画像を追加するとフリーズ、ファイル名に「#」が含まれると「Web用に保存」機能で不明なオペレーティングシステムエラーが発生する不具合などが修正されているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
Photoshop 22.1.0 (Dec 2020)で修正された不具合
- シェイプレイヤーで線の内側が表示されない
- リキッドの使用時に「操作に失敗しました」エラーが発生する
- macOS BigSur で「Web 用に保存」を使用して既存のファイルを置き換えると、フリーズする
- Delete キーを押すと、レイヤーマスクのみが削除される
- macOS で定規のスライダーが動かない
- 「空置き換え」で画像を追加するとフリーズする
- 「書き出し形式」を使用すると「不明なエラーが発生しました」というメッセージが表示される
- 「書き出し形式」で、画像の拡大縮小のサフィックスをファイル名から削除できない
- ニューラルフィルターを使用するとクラッシュする
- ファイル名に # が含まれていると、「Web 用に保存」で不明なオペレーティングシステムエラーが発生する(macOS)
- macOS で XMP プリセットが英字順に表示されない
おまけ
また、Adobeは2020年12月のアップデートで、LightroomとCamera RawをApple Silicon M1チップに最適化し、Photoshopについても、Apple Silicon Macに対応した「Photoshop for Mac ARM」のBeta版をリリースしています。
コメント