DisplayLink、macOSのカーネル拡張に依存しないUSBグラフィックス・デバイス用ドライバー「DisplayLink Manager」アプリを開発中。

DisplayLink Manager アプリ
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 DisplayLinkがmacOSのカーネル拡張に依存しないUSBグラフィックス・デバイス用ドライバー「DisplayLink Manager」アプリのBeta版を公開しています。詳細は以下から。

DisplayLink Manager

 米DisplayLink社のチップを採用したUSB to HDMIアダプタやドックは、macOSがメジャーアップデートされる度にカーネル拡張を利用したドライバーと最新のmacOSの互換性問題により、USBグラフィックス・デバイスが利用できなくなる事態が発生していますが、DisplayLink社はこの問題に対応するために新たに「DisplayLink Manager」というアプリの開発を進めていると発表しています。

DisplayLinkチップを採用したPlugableのUSB Dock

DisplayLinkチップを採用したPlugableのUSB Dock

 現在DisplayLinkがBeta版を公開し開発を進めているDisplayLink Managerは、レガシィなKPIsを廃止するためにAppleが推奨しているDriverKitを採用しているようで、macOSのカーネル拡張(kext)に依存せずMac App Storeを通して公開/アップデートが可能になるそうです。

DisplayLink Manager

The DisplayLink Manager app is a new way of enabling DisplayLink technology on macOS using a much simpler architecture.
As the DisplayLink Manager app does not rely on macOS kernel extensions, it is not only easier to install, but it will also lead to increased stability/reliability, improved behaviour across OS upgrades, and seamless updates through the App Store.

DisplayLink macOS App Introduction, Installation & Scope – DisplayLink Support

 最新版となるDisplayLink Manager v0.5 (Beta)が対応しているDisplayLink ICはUSB to Dual 4K対応のDL-6xxxシリーズなど5つで、ディスプレイの回転やログイン画面の表示、クラムシェルモード、HiDPIなどは利用できないそうですが、アプリをインストールするだけでデバイスを認識してくれるそうなので、DisplayLink製のチップを採用したアダプターやドックをお持ちの方は試してみてください。

DisplayLink Manager v0.5対応のIC

  • DL-6xxx
  • DL-5xxx
  • DL-41xx
  • DL-3xxx
  • DL-1×5

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