macOS Catalina 10.15.5およびセキュリティアップデート2020-003では、softwareupdateコマンドのignoreフラグが無効化され、macOSのメジャーアップデート通知を無視する事ができない仕様に。

セキュリティアップデート 2020-003後のsoftwareupdateコマンド macOS 10.15 Catalina
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 AppleはmacOS Catalina 10.15.5およびSecurity Update 2020-003でmacOSのメジャーアップデート通知を無視するオプションを無効化したと発表しています。詳細は以下から。

ターミナルのアイコン。

 Appleは現地時間2020年05月26日、macOS Catalina向けにmacOS Catalina 10.15.5を、現在もサポートを続けているmacOS 10.13 High SierraおよびmacOS 10.14 Mojave向けにセキュリティアップデート 2020-003および「Safari 13.1.1」を公開しましたが、Appleがエンタープライズ向けに公開したリリースノートによると、Appleはこのアップデートでsoftwareupdateコマンドの”–ignore”フラグを無効化したと発表しています。

No longer use softwareupdate --ignore

macOS Catalina 10.15.5

  • Major new releases of macOS are no longer hidden when using the softwareupdate (8) command with the –ignore flag
  • This change also affects macOS Mojave and macOS High Sierra after installing Security Update 2020-003.

What’s new in the updates for macOS Catalina – Apple Support

macOSのメジャーアップデート通知を無効にするigoreフラグ

 softwareupdaコマンドの”–ignore”フラグは、Appleが発行するソフトウェア・アップデートで適用したくないアップデートを無視できるオプションで、例えば、32-bitアプリが利用できないmacOS 10.15 Catalinaへアップデートしたくないユーザーは、ターミナルから以下のコマンドを入力することで、macOS Catalinaのアップデート通知を非表示にすることが可能でしたが、

macOS Catalina 10.15を無視する方法

softwareupdate --ignore "macOS Catalina"

macOS Catalina 10.15.5およびセキュリティアップデート 2020-003適用後は、このオプションが利用できなくなっており、macOSのメジャーリリース(アップグレード)が無視できない状態になり、将来のmacOS 11 Big SurmacOS 10.16で廃止されることが決まったそうです。

セキュリティアップデート 2020-003後のsoftwareupdateコマンド

$softwareupdate --ignore "macOS Catalina"
Ignored updates:
(
    "macOS Catalina"
)

Ignoring software updates is deprecated.
The ability to ignore individual updates will be removed in a future release of macOS.

 ”softwareupdate –ignore”が無効化されても、強制的に最新のmacOSにアップグレードされることはありませんが、システム環境設定には常にアップデート通知が表示されるので、古いシステム環境を保持したい方は注意して下さい。

コメント

  1. 匿名 より:

    何その嫌がらせ?

  2. 匿名 より:

    消したいユーザーの気持ちわかってないね。
    よほど安定性に自信があるのかな?
    Catalinaで仕事は厳しい…

  3. 匿名 より:

    こういうのはまともに動くOS作ってからにしろ!

  4. 匿名 より:

    ターミナルから下記コマンドでアップデート通知を消せるようです。

    sudo softwareupdate –ignore “macOS Catalina”

    # ↓は1行
    defaults delete com.apple.preferences.softwareupdate LatestMajorOSSeenByUserBundleIdentifier

    softwareupdate –list

    ソフトウェア・アップデートのパネルを開くとCatalinaがまた出てきてしまうため、更新確認は無効にしてセキュリティアップデートが出る度にコマンドを叩くようにした方がよさそうです。

  5. 匿名 より:

    ネタ元を書き忘れました。

    ttps://forums.macrumors.com/threads/system-preferences-software-update-badge.2204123/page-4

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