SoundFlowerのように仮想オーディオ入出力を作成できるオープンソースのMac用オーディオ・ドライバ「BlackHole」がAudio Midi設定のスピーカー設定に対応したそうです。詳細は以下から。
BlackHoleはCycling ’74チームが開発/メンテナンスを終了したオーディオユーティリティ「SoundFlower」の様に、Macに仮想オーディオ入出力装置を作成し、アプリからの音声を別のアプリへ送れるようにしてくれますが、このBlackHoleのv0.2.6がリリースされています。
BlackHole v0.2.6
- Fixed BlackHole buffer allocation error when switching audio devices from DAW.
- Fixed BlackHole buffer allocation error when sleeping.
- Audio Midi Setup speaker configuration now saves preferences.
ExistentialAudio/BlackHole: BlackHole is a modern macOS virtual audio driver – GitHub
BlackHole v0.2.6では前バージョンで発生していたオーディオデバイスをDAWから切り替える時、またはスリープ時にバッファのアロケーションエラーが発生する問題が修正され、Audio Midi設定アプリで、スピーカー設定が保存されない問題が修正されているそうなので、前バージョンで問題が発生した方は再インストールしてみてください。
BlackHoleはOSS(GPL v3.0)で、Homebrew Caskにも対応していますが署名されていないため、デフォルトではGatekeeperにブロックされるのでpkgを右クリックしコンテキストメニューから[開く]を選択する必要があり、macOS 10.15 Catalinaではインストール後にMacを再起動しないとドライバが読み込まれません。
brew cask install blackhole
追記
Existential Audio Inc.のDevin Rothさんが、新たにmacOS Catalinaでも再起動の必要のない署名済みのインストーラーを公開してくれています。
BlackHole: Virtual Audio Driver v0.2.6 UPDATE
signed installer.
major bug fixes.
speaker configuration preferences.https://t.co/tW7YA0WlKz#apple #macos #audio #music #streaming— Existential Audio Inc. (@ExistentialAI) February 10, 2020
コメント
High Sierraが悪いのかこれが悪いのか分からないけど、度々音が出なくなったりノイズが多発したりするなあ。今は亡きsoundflowerの方が安定していた。