SoundFlowerのようにMacに仮想オーディオ入出力装置を作成して配信アプリなどに音声を配信できるオーディオ・ユーティリティ「BlackHole」がApple Siliconに対応しています。詳細は以下から。
BlackHoleはExistential Audio Inc.のDevin Rothさんが開発している仮想オーディオ・ドライバで、Cycling ’74チームが開発/メンテナンスを終了したオーディオユーティリティ「SoundFlower」のように、Macに仮想オーディオ入出力装置(ソース)を作成し、アプリからの音を別のアプリへ送ることができますが、このBlackHoleがApple Silicon Macに対応しています。
Added
- Support for Apple Silicon
リリースノートより
BlackHole v0.2.8
現地時間2021年01月04日日にリリースされたBlackHole v0.2.8では、IntelとApple Silicon用のドライバを同梱したUniversal 2対応のドライバとなっているほか、OS X 10.9 Mavericks以上のMacにインストール可能となり、Inputのボリュームとミュートの無効化(出力側で操作する)、
lipo -archs /Library/Audio/Plug-Ins/HAL/BlackHole16ch.driver/Contents/MacOS/BlackHole
起動時にポップ音が入ってしまう不具合など複数の不具合が修正され、Apple M1 Macでもネイティブパフォーマンスで利用できるようになっているので、配信アプリでアプリの音声をあわせて配信したり、LogicやAudacityなどで利用されている方は公式サイトをチェックしてみてください。
BlackHoleのインストーラーは公式サイトでメーリングリスト登録すればダウンロードできるほか、Homebrewでもインストール可能で、設定はmacOSデフォルトのAudio MIDI設定で行なえます。
リリースノート
Added
- Support for Apple Silicon
Changed
- Set deployment target to 10.9.
- Fixed bug where there is a loud pop when audio starts.
- Fix bug that caused crashes in certain situations. Issue#206
- Disable Volume and Mute controls on input. They are only needed on the output.
- Fix clock bug.
- Automatically change UIDs to include the number of channels. Makes it easier to build and install multiple versions. Ex: BlackHole2ch_UID
- BlackHole – Existential Audio Inc.
- ExistentialAudio/BlackHole – GitHub
コメント
こないだ初めてSoundFlowerを使ってみたけど、こんなソフトもあるんだ